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アオリコミュニティ

2023/06/16 10:41 2023年6月14日「南紀白浜アドベンチャーワールド」様、アオリイカ産卵床設置作業報告

タグ: アオリコミュニティ  アオリイカ産卵床  YAMASHITA  南紀白浜アドベンチャーワールド  パンダバンブープロジェクト  和歌山県白浜町 

和歌山県白浜町の「南紀白浜アドベンチャーワールド」様が推進する、「パンダバンブープロジェクト」

は、里山を荒廃させる「竹」を伐採し、同園で飼育するジャイアントパンダの食事として活用する事で、

里山の環境を守り、さらにジャイアントパンダが食べない竹の幹の部分や、食べ残した枝葉・糞を資源

として有効利用するプロジェクトです。

この「パンダバンブープロジェクト」の一環として2022年、「白浜町」様・「和歌山南漁業協同組合」様・

「ダイビングセンター エルマール」様のご協力で、白浜の自然豊かな海の継承を目的に、ジャイアント

パンダが食べ残した竹の枝葉を使って、「アオリイカの産卵床」を製作し白浜周辺の海域に設置しました。

やはりこの海域でも近年、海水温の上昇によりアオリイカが主に産卵する「ホンダワラ類」が減少傾向

にあり、昨年7月にはこの産卵床に産み付けられた、たくさんのアオリイカの卵が確認されました。

そして2シーズン目となる2023年、海への「想い」を共有できる仲間として、YAMASHITAの「アオリコミュニティ」

とのコラボが実現する事となり、産卵床の製作・設置のお手伝いに参加してきました。

さらに今回、次代を担う若者たちにも、身近な海の現状と未来に向けた課題についてともに

考えるため、地元「白浜中学校」1年生33名の皆さんにも参加して頂きました。

「南紀白浜アドベンチャーワールド」はこの日は休園日、生徒たちはA班・B班の2グループに分かれて、

まずは「アドベンチャーワールド」スタッフによる座学を交代で受講します。

そして、「ジャイアントパンダ」飼育棟の裏に運ばれた、竹の枝葉でいよいよ産卵床の制作です。

「南紀白浜アドベンチャーワールド」方式は、オモリとなるコンクリートブロックの真ん中の

穴に、竹の枝を差し込み・・・、

シュロ縄で縛り付けて出来上がりです。

A班・B班それぞれ15基ずつ、合計30基の産卵床を製作しました。

出来上がった産卵床をトラックに積み込み・・・、

生徒たちはバスに乗り込んで・・・、瀬戸漁港に移動します。

そしてまずはA班の生徒たちが、ライフジャケットを着用して・・・、

産卵床を船に積み込んで、乗船。

B班の生徒たちに見送られて、出発!!

まず向かった投入ポイントは・・・、名勝「円月島」の沖合です。

昨年はこの海域に設置した産卵床には、アオリイカの卵は産み付けられせんでした。

今回はそれより水深の深い場所を選んで投入します。

まずは、ダイバーさんが潜って、海底と濁りの状況を確認し、投入場所の指示を出します。

そして、生徒たちみんな交代で投入~!

投入~!!全て投入し終わって帰港。

選手交代、続いてB班の生徒たちがライフジャケットを着て、産卵床を積み込み乗船、出港~!

向かった先は「白良浜」沖。

投入ポイントの水深は、約12m、そしてダイバーさんが撮影した水中での産卵床の様子。

全て投入し終わって帰港、お疲れ様でした。「白浜中学校」生徒の作業はここまで。

さて、午後の作業はスタッフのみで・・・、残った竹の枝葉で追加の7基の産卵床を製作し・・・。

昨年、設置した産卵床へのアオリイカの産卵が確認された、実績場所の「伊古木漁港」へ移動。

早速船に産卵床を積み込みます。

ここは設置場所が漁港内のため、ダイバーさんは岸壁からエントリー。

ダイバーさんが投入ポイントに到着したのを見計らって出発。

ダイバーさんの指示で投入~!

投入~!!

ここの水深は約5mほど。

最後の1つを投入~、あとはダイバーさんが位置を微調整する作業を待って・・・、

この日の作業はすべて終了です。

そして、今回の「南紀白浜アドベンチャーワールド」様の「パンダバンブープロジェクト」とのコラボによる

「アオリイカ産卵床設置支援」をもちまして、2023年度の「アオリコミュニティ」活動は終了しました。

後は各御協力団体様より、産卵床の水中画像や水中動画のご報告があり次第、BLOGにアップして行きます。

*動画はこちらからどうぞ。

https://youtu.be/K6wwY5b4zr4

またこれからも、各地で「アオリイカの産卵床設置」を実施されている団体様にお声掛けして、

コミュニティの輪を広げて参ります。

「YAMASHITA」では、SDGs14「海の豊かさを守ろう」の目標達成に向けた

取り組みの一つとして、「アオリコミュニティ」活動を推進して参ります。

 

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