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アオリコミュニティ

2023/04/10 17:08 2023年4月3日・4日 「葉山町里海里山プロジェクト」様、「日釣振神奈川県支部」様アオリイカ産卵床設置作業報告

タグ: アオリコミュニティ  アオリイカ産卵床  YAMASHITA  SDGs  神奈川県葉山町  葉山町里海里山プロジェクト 

2023年度「アオリコミュニティ」でスタッフが設置作業をお手伝いする支援活動の第2弾は、

昨年、地元の有志の力を結集して発足した、「葉山町里海里山プロジェクト」様による産卵床設置作業です。

プロジェクトの構成団体をおさらいすると・・・。

「YAMARIA Corporation」「公益財団法人 日本釣振興会」「ダイビングショップNANA」「葉山町漁協」

「葉山の森保全センター(山のHFC)」「葉山釣具センター(海のHFC)」(敬称略)の皆さんです。

1日目は昨年同様、「山のHFC」こと「葉山の森保全センター」様に前もって伐採しておいて頂いた、

「ヤマザクラ」や「モチノキ」等の間伐材を使ってアオリイカ産卵床を作成する作業です。

さて、今回は「山のHFC」の会員様のご家族にもお声掛けをして、7名の子供たちにもプロジェク

トに参加して頂きました。

そしてまずは、ヤマリア研究開発部の森さんにから、子供たちへの「葉山の海と山の繋がり」、

「葉山の海の今の状況」と「なぜアオリイカの産卵床を作って海に設置するのか?」についての

環境学習授業を実施しました。

そして、山の作業場に移動して、いよいよ実際にアオリイカの産卵床の作成作業です。

まずは森先生が、束ねた間伐材をシュロ縄で縛る方法を説明します。

そのあと、4グループに分かれてそれぞれ産卵床を作成します。

子供達も一生懸命です。

そして、子供たちの覚えの速さに、大人たちはみんなビックリ!!です。

さて、産卵床が出来上がったら、今度は朝の森先生のお話を思い出しながら、子供たちからアオリイカへの

想いを込めたメッセージボードを作ります。

みんなの想い、アオリイカに伝わるといいね!

その間に、力仕事の「土嚢作り」は大人たちのお仕事・・・。

ちなみに今回の産卵床作成には、万が一海中に残ってしまっても、いずれ腐って分解される自然素材の

麻袋と、シュロ縄を使用しました。

メッセージボードを産卵床に取り付けたら・・・、子供たちの作業はこれで終了。

2tトラックと軽トラック2台に積み込んで・・・。

2日目の作業場の「葉山鐙摺港」に搬入します。

「産卵床」と「土嚢」を降ろしたら、「葉山町里海里山プロジェクト」1日目はここまで。

そして2日目、朝9:00に葉山町漁業協同組合のある、葉山鐙摺港に集合。

まずはみんなで協力し、前日に運んでおいた産卵床と土嚢を、漁師さんの船に積み込んで・・・、

投入作業班と産卵床が乗る船と、水中作業を行うダイバーさんが乗る船の二隻に分かれて出港!

ヤマリア研究開発部の、「エギングラボ」でお馴染みの森さんは今年も水中班での参加です。

先に潜水したダイバーが水中から投入目印のブイを上げて、続けて残りのダイバーが潜ります。

準備が出来たらダイブトランシーバーで船上に連絡し、いよいよ投入!

この日の海中はいわゆる「春濁り」が最高潮の状態で、水中の視程(物の存在が確認できる距離)はたったの3m。

船から落ちてくる産卵床に注意しながら、水中で仲間を見失わないように、お互いの存在を確認しながらの作業です。

投入された産卵床は、水中である程度等間隔になるように位置を調整します。

水中はある程度浮力が働くとはいえ、土のうが付いた産卵床を海底で持ち上げ移動させるのは

力とコツが必要。 大変な濁りの中、2~3人のダイバーで持ち上げながら移動しました。

位置を決めたあと、追加の固定作業でベテランダイバーのみが再度潜水し、

本日の水中作業は終了となりました。 実際の産卵床の様子は、海の透明度が回復したら改めて撮影し、

こちらにアップしたいと思います。 この日は水温がまだ15℃台と少々冷たい海でしたが、

産卵場所の偵察に来るようなアオリイカの姿は見かけるようになったとの事です。

早く今年の産卵床を見つけて、順調に産卵してほしいですね。

「葉山里海里山プロジェクト」によるアオリイカ産卵床設置、文字通り葉山の森と海に関わる

皆さんの手で、今年も無事設置完了です。 参加団体の皆様に、改めて感謝申し上げます。

それでは、ダイビングショップNANAさんからの続報をお楽しみに!

「YAMASHITA」では、SDGs14「海の豊かさを守ろう」の目標達成に向けた

取り組みの一つとして、「アオリコミュニティ」活動を推進して参ります。

 

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