その際に、「アオリイカが卵を産んだかどうか?を確認したい!」とのご要望があり、約1か月
が経った6月19日、「YAMARIA Corporation 自社産卵床」の設置にご協力を頂いている、
「MIURA DIVE CENTER」の野口さんに潜水調査を依頼し、実施しました。
![](/cms/RIMG9129.JPG) ![](/cms/RIMG9130.JPG)
春の濁り潮が収まるのを待っての「潜水調査」でしたが、前日はまとまった雨が一日中降り続き、
この日もやや濁り気味で心配されましたが、予定通り午後2時30分から調査開始。
上宮田漁港から出船し、沖堤防の南側と北側が産卵床を投入したポイント、10分ほどで到着です。
野口さん、お願いします!
![](/cms/RIMG9133.JPG)
まずは、南側のポイントから潜水開始!!早速「アオキ」の木の産卵床に、アオリイカの卵です。
こちらの卵は、産み付けられてから少し時間が経って、黄色く変色しています。
![](/cms/P6190006.JPG) ![](/cms/P6190010.JPG)
そしてこちらは、まだ産み付けられてあまり時間が経っていない、真っ白な卵です。
産卵床の葉は、落ちてしまっているようにも見えますが・・・?
![](/cms/P6190003.JPG) ![](/cms/P6190013.JPG)
次に北側のポイントまでは、野口さんは船につかまってそのまま移動します。
![](/cms/RIMG9140.JPG)
こちらの産卵床にも、たくさんの卵が産み付けられています。やはり、やや黄色くなった物と、
真っ白い物も・・・。
![](/cms/P6190019.JPG) ![](/cms/P6190020.JPG)
確かに産卵床の「葉」が落ちてしまっているところには、やや少ないようにも見えますが?
かなりの密度で産み付けられているようですね?
![](/cms/P6190030.JPG) ![](/cms/P6190025.JPG)
この日の調査はこれで終了、野口さんお疲れさまでした。心なしか、上宮田支所の皆さんも
ほっとしたような表情に見えますね!?たくさんの卵が産み付けられて、良かったですね!
この画像を見て、お気づきの方もおられるかと思いますが、この産卵床の周りには、ハッチア
ウトした赤ちゃんイカの最初の天敵となる、ネンブツダイやベラやメバルなどがいません。
![](/cms/RIMG9147.JPG)
アオリイカの豊漁が楽しみです。
この海域には、以前「アジモ」が繁茂していて、アオリイカも多い漁場だったそうですが、
2019年に東京湾を縦断した台風による、シケのために壊滅状態になったとの事。
産卵床の設置を毎年継続することで、以前のようにたくさんのアオリイカが捕れると
良いですね!?
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