ページの先頭です。

このページの本文へ移動します。

アオリコミュニティ

2023/11/10 10:10 2023年11月8日 「諸磯藻場保全活動組織 」様、食害生物(ウニ類)除去作業報告

タグ: 諸磯藻場保全活動組織  みうら漁協諸磯支所  YAMASHITA  SDGs  公益財団法人日本釣振興会  食害生物除去作業 

今回はアオリコミュニティBLOGの番外編です。

アオリイカ産卵床の設置活動でもお世話になっている、「みうら漁協諸磯支所」の本間さんを

中心に、周辺海域の「磯焼け」対策に取り組む「諸磯藻場保全活動組織」様の、「食害生物除去

作業」に参加させて頂きました。

カジメなどの海草類を食い荒らし、「磯焼け」の原因となる「ガンガゼ」と呼ばれるウニを、

ダイバーさんに海中で除去して頂きます。

これが「ガンガゼ」、ムラサキウニなどと比べて「とげ」が長いのが特徴です。

昼間はこのように、岩と岩の隙間などに身を隠していますが、夜間は活発に歩き回って

海藻類を食い荒らします。これを専用の道具を使って掻き出し、潰して除去します。

今回は本間さんを始め、周辺海域の海洋環境にくわしい工藤さん、「日釣振」の水中清掃でも

ご協力頂いている、「海をつくる会」のメンバー3名の計5名のダイバーさんが、約1時間の潜水

で約350個の「ガンガゼ」を駆除しました。

「諸磯藻場保全活動組織」様では、2021年から3年続けてこの「ガンガゼ」の駆除作業を、ほぼ

同じ海域で実施してきました。

駆除した「ガンガゼ」の数は、2021年が3名のダイバーさんで約1,000個、2022年が5名のダイ

バーさんで約570個、そして今回が約350個とこの海域では「ガンガゼ」の数が着実に減って

きているとの事。そして・・・。

昨年はほぼ「丸坊主」状態だった周辺の海底に・・・、海藻の新芽が芽吹き始めていました。

工藤さんのお話によれば、「これは毎年ガンガゼの駆除作業を継続して来た効果の表れ、

ガンガゼ等の食害のスピードを、海藻の生育スピードが上回っており、このままいけば藻場

の再生が期待できる。」との事。

確かに駆除したガンガゼの「身入り」も良く、周りに散ったガンガゼの「身」を食べにくる小魚

の姿も、今までで一番多いようです。

日々の地道な活動の継続で、魚たちがたくさん暮らせる豊かな海を守って行きたいですね!

本間さん、皆さん、引き続きよろしくお願い致します。

「YAMASHITA」では、SDGs14「海の豊かさを守ろう」の目標達成に向けた

取り組みのとして、「アオリコミュニティ」活動や「藻場保全活動」、
「釣場クリーン活動」等を推進して参ります。

 

前へ  |  次へ   | 一覧

 

RSS 1.0
RSS 2.0
Atom