アオリコミュニティ
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2024/05/15 00:00 2024年5月8日・10日アオリコミュニティ「三和漁協上宮田支所」様、アオリイカ産卵床設置作業報告 タグ: アオリコミュニティ 三浦半島アオリイカコミュニティ(仮称) 横須賀三浦地域県政総合センター 三和漁協上宮田支所 YAMASHITA |
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「YAMARIA Corporation」では、2006年から「アオリコミュニティ」として、各地の 漁業協同組合様や、ダイビングショップ様等のご協力で、アオリイカ産卵床設置の
支援活動を続けています。
神奈川県内でアオリイカ産卵床を設置する際は、県に 「つき磯設置届」と言う書類の
提出が必要になります。 この「つき磯設置届」を受理する窓口の一つ、「横須賀三浦
地域県政総合セン ター(以下横三C)」のご担当 林 様より、昨年ご提案頂いた「三浦半島
アオリイカ コミュニティ(仮称)プロジェクト」。
三浦市から鎌倉市にまでの「横三C」管内の各漁協 様、ダイビングショップ様、各
行政機関の水産関連・森林関連のご担当部署、地域企業 様等に呼掛け、
「YAMARIA Corporation」が事務局を勤め、「アオリコミュニティ」を軸に、
三浦半島地域の森林から排出される、剪定枝を有効利用して、「磯焼け」に
より減少している藻場に代わる、「アオリイカ産卵床」の設置を推進し、アオリイカ
資源の増加をはかり、同時に周辺海域の海底清掃も実施して、藻場の保全にも
取り組もうというプロジェクトです。
今年2月に発足検討会議を実施し、およそ30もの団体様からご賛同を頂き、特に
「これからアオリイカの産卵床の設置をやってみたい」「アオリイカの産卵床を作る
ための木枝が手に入らない」と言う漁協様へ、主に公共事業で排出されるの木枝の
マッチングを行って、産卵床の設置の手助けをする目的で活動を開始しました。
山頂の「武山不動尊」で横須賀市建設部自然環境・河川課の方と合流し、 伐採可能な「木」の
ある場所に案内して頂きます。 麓から山頂に続くハイキングコースをすこし下り、「旧市道」
だという「道」を進み、周辺の「アオキ」の木を伐採します。
「旧市道」周辺の「アオキ」を伐っては・・・、「獣道」のような細い「旧市道」を運び・・・、
「ハイキングコース」を運んでは・・・、軽トラに積んで・・・。
軽トラに山盛り5台分の「アオキ」の木を・・・、北下浦漁港に運んで、降ろします。
この日の作業はここまで、翌日は悪天候予報のため、続きは明後日10日。
そして、5月10日(金)、北下浦漁港に9:30集合の予定が・・・、「早く始めたから すぐ来い!」
との連絡で、現地へ行くとすでに産卵床は出来上がり、船積みされて 出船を待つばかり。
早速乗り込んで・・・、出港~!
目指すは上宮田支所の真沖、この海域には以前は「アジモ」が繁茂してい ましたが、
2019年の台風で壊滅してしまったとの事です。
ここの水深は約6m、クレーンを使って投入します。 位置が決まれば、合図で吊り下げてある黄色いロープを切って投入。 水深が浅いので産卵床が見えています、前に入れた産卵床に並べるように。 この日は2か所に5基ずつ、計10基の産卵床を設置し、帰港します。 皆さん、お疲れ様でした。 「三和漁協上宮田支所」様では、さらに追加でアオリイカ産卵床を投入するとの事。 また、2週間後くらいのタイミングで、アオリイカが産卵したかどうかを、ダイバーさんに 潜ってもらって確認するとの事。 その際に撮影予定の「水中画像」もお楽しみに! 「YAMASHITA」では、SDGs14「海の豊かさを守ろう」の目標達成に向けた 取り組みの一つとして、「アオリコミュニティ」活動を推進して参ります。
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