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アオリコミュニティ

2018/02/27 15:28 2018年2月9日種子島漁業協同組合

タグ: アオリコミュニティ  産卵床  種子島 

皆さんこんにちは!

今回は、2月9日に行われた種子島漁協の皆様による産卵床設置作業の報告いたします。

種子島の産卵床活動ではアオリイカの中でも、赤イカ型のアオリイカを対象にしています。

赤イカ型のアオリイカとは?と思う人も多いはずです。

赤イカ型のアオリイカは、普通のアオリイカとは遺伝的に違いがあり、体色も全体的に赤みを

おびています。そして、5kgを超すような大型のアオリイカで分布域としては主に日本の南方

(種子島・屋久島・奄美など)に多く分布しています。また、黒潮に依存することから

和歌山県・三重県・伊豆七島などでも目撃される事例も多くあります。

しかし、その生活史もまだ多くの謎があり、未知のアオリイカとも言われております。

普通のアオリイカとその赤イカ型と姿を比べた写真がこちら↓

普通のアオリイカ

赤イカ型のアオリイカ

 

上記の写真の様に、興奮した際は特に赤みが強くなります。

色も違うと、生活史も特殊で産卵場所も普通のアオリイカが行う5m~10mの水深に比べ

赤イカ型のアオリイカは、水深30m以深が産卵場所になっています。

前置きは、長くなりましたがこれから、赤イカ型のアオリイカを目的にした種子島漁協の皆様に

よる産卵床設置活動の報告をお伝えしたいと思います。

 

今回は、元々地元で投入されている十字型の人口産卵床とマルバニッケイを用いた産卵床を使用しました。

こちらは、十字型の人口産卵床

マルバニッケイの木

ブイ作製のひとつひとつも手作業で行います。

そして、まず最初に、人口産卵床を設置します!

人口産卵床積み込みの様子。

設置ポイントに到着です!

そして、準備が完了次第、投入していきます。

全ての人口産卵床を投入し、最後に目印となるブイを投入した後、一度、港に戻り

マルバニッケイの産卵床の積み込みを行います!

マルバニッケイの産卵床の積み込みの様子

現地に到着して、再度不備がないのかを確認します。

そして、準備が整ったら投入です。

軽々しく投入しているように見えますが、実際に行うとなかなかの重さがあります^^;

そして、この投入を最後に今回の産卵床設置は無事終了致しました!

また、種子島産卵床の途中報告が届きましたら、ご報告させていただきます。

 

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