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入門者にオススメ!猛追太刀魚テンヤの使い方徹底解説!

テンヤタチウオ

タチウオ

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テンヤタチウオ入門者必見!

YAMASHITA 山中陽介
2021/09/03

 各地でタチウオの釣果も聞かれ始め、テンヤを使った船からのタチウオ釣りも各地で盛り上がっています!しかし、テンヤタチウオでの悩みはアタリに対してどこでアワセを入れたら良いのかがわからないところ。そんな方には猛追太刀魚テンヤがオススメ!

今回はこの「猛追太刀魚テンヤ」について詳しく解説していきます!

 

<目次>

1.タックル ・・・ 73調子のやや柔らかめのロッドがオススメ。ゲームロッドでも代用可能!


 まずロッドについて。猛追太刀魚テンヤにおいては、じっくり喰わせて掛けていくテンヤであるため、専用ロッドに拘る必要はありません。テンヤ専用ロッドであれば、極端な掛け調子よりも、73~82調子をお勧めします。テンヤ専用ではなく、テンヤの重さに対応するライトゲームロッドでも全く問題ありません。リールは小型の電動リールか両軸リールを使用し、ラインは2号前後を中心にそれぞれの釣船の指示に従うようにしましょう。

2.仕掛 ・・・ テンヤは釣船の指定に従いましょう!予約時に確認を!


 猛追太刀魚テンヤは30号、40号、50号の3サイズのラインナップです。これは船や地域により使用するテンヤの重さが違うため、3サイズを用意しています。まずは行く予定の釣船に予約時などに問い合わせてテンヤの重さをしっかりと確認を取っておきましょう。指定の重さと違うテンヤを使用するとオマツリをして他のお客様に迷惑をかけることになるので、注意が必要です。
 テンヤのヘッドのカラーも猛追太刀魚テンヤ船鰯タイプは複数色あります。その日によってヒットカラーがあるので何色か用意すると良いでしょう。またタチウオにリーダーを切られることもあるので、複数個用意しておく必要があります。テンヤの上に8号~12号程度のナイロンもしくはフロロカーボン製のリーダーを1~2mほど装着すれば仕掛けは完了です。

3.エサの付け方 ・・・ エサはテンヤに対して曲がらないようにまっすぐ装着すること!


 テンヤが準備できれば、テンヤにエサを装着します。主にエサはマイワシを使用します。猛追太刀魚テンヤはマイワシ用として設計されているので、マイワシを使用することをお勧めします。装着の仕方は、まずイワシの頭をハサミでカットします。カットした断面に針に平行に並んだ2本のニードルにイワシの背骨を挟み込むように刺していきます。この時イワシが大きくてテンヤのヘッドよりもイワシの身が盛り上がってしまう場合は少し腹側もカットし、テンヤのヘッドの幅に合わせて調整します。ヘッドよりもイワシが大きくなってしまうとはみ出てしまった断面に水流を受けてエサのイワシがテンヤの投入中や誘っている最中にずれてしまうので注意が必要です。しっかりとイワシをニードルに刺して固定すればあとは付属のステン線でイワシを巻き付けて固定していきます。

これでエサの装着は完了です。

4.誘い方 ・・・ タナは船長の指示通りに!基本の誘いは2パターン!


 テンヤタチウオでの誘い方の基本はただ巻きストップ&ゴー(巻いて止める)の2パターンです。船長からの指示されたタナをその日のパターンを探しながら誘っていきます。スローなただ巻きでも巻くスピードがその日、その時によって異なり、その時のタチウオの活性に合わせていくことが重要です。電動リールを使用していればスピードを一定に出来るので便利です。巻きスピードとしては1mを10秒程度で巻く位のスピードからスタートして調整してみると良いでしょう。またストップ&ゴーも巻きスピードや止める間を変えて探っていく必要があります。エリアによりタナは広かったり狭かったりするので、最初は広く探り、アタリが出るタナがわかってくれば、そのタナを集中して探ると良いでしょう。もし周りでよく釣っている人がいればアタっているタナを教えてもらうのも一つの手段です。
 基本の誘いを中心に誘い方をアレンジしてストップ&ゴーの巻き幅と止めの間を細かくしてみたり、巻くときに竿も煽って激しくテンヤを動かしてみたりすることが効果的なこともあるので、色々と試しながらその日に合った誘い方を見つけていきましょう。パターンさえ掴めば連発することが多いのがタチウオの特徴です。

5.アタリとアワセ方 ・・・ アワセのタイミングがわからなくても掛かってしまうのが猛追太刀魚テンヤの特徴!


 

 誘いを入れていると、トンッいう突き上げるような小さなアタリが出ます。このアタリはタチウオがエサを弱らせるようなアタックで少し噛みついて離れるような行動を行います。この時のアタリは魚がエサに触れたのは一瞬なのでアワセてもなかなか掛かりません。その後も同じように誘っていると噛みついてくる頻度が増えてきてアタリ方も激しくなってきます。ガツガツとしたアタリになればアワセを入れても良いのですが、アワセのタイミングがわからない、というときはさらにそのまま誘い続けましょう。すると竿が大きく引き込み針掛かりします。軽く針が掛かっているだけなので、その後軽く竿を立てて追いアワセを入れれば大丈夫です。他のテンヤと大きく異なるのはこの部分で、アタリを積極的に掛けにいかなくても自動的に掛かってくれるのがこのテンヤの特徴でもあります。針が小さめのため、餌にアタックするタチウオに違和感を与えにくく、また針がタチウオの口の中に入って口内から針掛かりすることも多いです。

 このようにじっくりと喰わせられるのがこの猛追太刀魚テンヤの特徴で、喰わせ用のテンヤと言われる所以です。

6.やり取りの仕方 ・・・ 竿での抜き上げは厳禁!しっかりとリーダーを掴んで取り込みましょう!


 魚がヒットしたら、なるべくポンピングはせずに竿の角度は水平からやや立て気味一定で巻き上げます。テンヤはテコの原理でフッキングに至るので、ポンピングをしてしまうと魚が外れる方向に力が働いてしまいます。また竿を下げてやり取りをすると魚が強く引き込んだ際に竿のクッション性が全く効かずに身切れしてしまうこともあります。魚の引きに合わせてドラグは調整してやり取りしましょう。

 水面近くまで魚が上がってきたら、取り込みです。ラインの先にテンヤが1個ついているだけのシンプルな仕掛なので、竿で抜き上げてしまいたくなりますが、重たいヘッドに大きな針が付いたテンヤは凶器。もし水面で魚が外れてしまったら、テンヤが勢いよく飛んできます。特に竿が曲がっている状態で魚が外れると、竿の復元力も相まってその勢いはかなりのもの。危険極まりないです。

 取り込む際は魚が水面下にキラッと見えたら、糸を緩めないように竿を置き、リーダーを手繰り、リーダーを掴んで一気に抜き上げるようにしましょう。

7.猛追太刀魚テンヤのルーツ ・・・ 喰い渋るタチウオをどうやって釣るか!?から生まれたテンヤ


 今回ご紹介している猛追太刀魚テンヤ船鰯タイプは、他のテンヤとは針の大きさやヘッドの形状、餌止めなどが異なっています。この形状が生まれた理由は、最もタチウオが釣れない時期である春の大阪湾で魚探に反応は出ているが、全くテンヤに反応しないタチウオを試行錯誤して釣ろうとした結果、生まれたのがこのテンヤでした。喰い渋るタチウオは大きな餌を好まず、小さな餌を好む傾向が強くあります。そのためタチウオ目線である下からのシルエットを小さくするための薄型ヘッド、また大きな針にも警戒心を示すため、小さめの針、そしてなるべく鰯1匹分を再現するために頭を落として装着するエサ止め機構そしてタチウオが警戒しないようなヘッドカラー。喰い渋るタチウオに焦点を合わせたこの猛追太刀魚テンヤ船鰯タイプはハイシーズンでももちろん威力を発揮。特に喰い渋った時間帯などでは抜群の効果を発揮するので、フルシーズンで安定した釣果を得ることが可能です。

8.まとめ(解説動画あり)


 さて、今回は猛追太刀魚テンヤの使い方についてご説明させていただきました。初めてテンヤタチウオをチャレンジする方には特におすすめの猛追太刀魚テンヤ。一度味わってしまうと、その面白さに引き込まれる釣人も多いテンヤタチウオはシーズンもこれからが本格化!ぜひともチャレンジしてみてください。

詳細はこちらの動画でも解説しています。ぜひご覧ください。

9.あわせてお読みください&商品アイテムのご紹介


YAMASHITA 山中陽介
2021/09/03

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