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エギング入門者必見!エギングの基本アクション”シャクリ”有効な状況とマスター出来るコツを徹底解説!

エギング

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エギングの基本アクション”シャクリ”

YAMASHITAエギングマイスター 川上英佑

エギングのロッドアクションの基本シャクリショートジャーク

今回はエギング黎明期からの伝統的な誘い方”シャクリ”。エギを高く跳ね上げ、周囲のイカにアピールさせる”シャクリ”の基本をご紹介します。

「どんな時に使えばいいのか?」
「片手だと力が足りなくて上手くできない」
「2段シャクリとか聞くけど、1回ではダメなの?回数は多い方がいいの?」
「底付近を探っていたつもりが、いつの間にかエギが水面にあった」
これらの悩みを解消して、エギングの基本アクション”シャクリ”をマスターしましょう!

記事の最後には、詳しい解説動画も掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

<目次>

1.シャクリとは?メリット・有効な状況

ロッドを大きく煽って、エギを水中で高く跳ね上げるアクションが”シャクリ”。餌木がレジャーの釣り、「エギング」と名の着く前から伝わる言わば由緒正しきアクションです。エギを跳ね上げて、イカが抱き着く”間”を作るシャクリ。

リールを巻きながらエギを前に前に動かし、ポイントを素早く探れるショートジャークに対し、シャクリは水深が変化する場所、イカが付きやすい沈み根や障害物周りを丁寧にじっくりと探る時に有効なアクションです。イカが足元まで追ってこない時や、水深の深い場所、時間をかけて回遊待ちをする時にも出番の多いシャクリ。ショートジャークと併せて使用することで、対応できる状況、エギングの幅も大きく広がります。

2.片手じゃできない!両手じゃダメ!?ロッドの操作方法

ロッドを大きく振るシャクリは、片手で軽々と動かしている釣り人を見ると「難しそう」と感じてしまうものです。

確かに成人男性の方が力が強く、シャクリも片手で行いやすいですが、シャクリの目的はエギを水中で跳ね上げる事

片手でシャクリをマスターする事が必ずしも正しいわけではありません。
腕力や手首に不安を感じる方は、両手でシャクリを行っても問題ありません。
エギが水中でしっかり動いてさえいれば、シャクリのアクションは正解なんです。

3.同じ力でシャクってるのに足元でエギが水面付近に浮上しているのは何故!?

エギを着底させて、同じ回数で同じ時間沈めているのに、少し離れた水面付近に自分のエギが現れた。

これは誰しもが経験する事で、釣り人の立っている場所の高さ、エギを引いてくることで変わるラインの角度、潮流の速さが原因です。

エギを沖へ投げた状態は浮力のあるPEラインとはいえラインに角度がつきにくく、シャクリ上げてもあまりエギは高く跳ね上がりません。

エギが釣り人に近づくにつれて、ラインの角度が徐々についてくるため、シャクリ上げた際にエギが跳ね上がる高さが増していきます。

水面から高さのある釣り場の場合、ラインの角度がつきやすく、水面から釣り人までの長いラインが風を受けてエギを引っ張るためエギの沈下がゆっくりになります。

また、潮の流れが速い時もエギは潮を受けながら沈むため、ゆっくりと沈んでいきます。

釣り人の立つ場所、エギの位置でもエギを元の水深まで沈める時間は変わります。

ラインに角度が付きにくい岸から距離のある位置にエギがある時は大きく、強くシャクリ上げても問題はありません。エギが釣り人に近づくにつれて、シャクリ上げる回数を減らすか、少し弱めにシャクリを行うことで、エギを通す水深を一定にキープしやすくなります。

4.正しい回数は?何回シャクるのが正解?

シャクリのアクションは”2段シャクリ”が一般的ですが、1段でも3段でもOKです。

シャクリに正解の回数はなく、シャクリの回数が多いほど、エギは大きく移動し、元の水深までエギを沈めるのに時間を要する事になります。

水深の浅い場所では力を込めて何回もシャクリを行うとエギが水面から飛び出します。水深の深い場所では複数回シャクリが可能ですが、沈下に掛かる時間は増えていきます。つまり、水深に合わせた回数を行う事が大切です。馴れてくれば、

・エギの存在を遠くのイカに届けるためにエギを投げた沖の地点で大きく複数回シャクる
・底付近をじっくり探りたいので、回数を少なく、力を弱めに誘う
・エギを引いてくるコースの途中に岩や海藻が点在して引っ掛かりやすい場所を複数回のシャクリでエギを跳ね上げてかわす

等々、状況や釣り人の意図に合わせたシャクリによる誘いが出来、エギングの幅が広がっていきます。

5.上手な人は軽くやっているように見えるのは何故!?疲れずに効果的にエギを高く跳ね上げるコツ。

シャクリがギクシャクしてしまう、もしくはロッドを振り上げた際の抵抗でロッドの軌道がブレてしまい、スムーズに行えない。

上手な人は力を込めずに軽いチカラで優雅に動かしているように見えます。

軽いチカラで効果的にシャクリを行うコツは、
ロッドにエギの重さを感じる=抵抗の掛かるタイミングを、シャクリ上げた竿が真上に近い位置に調整すると、スムーズになります 。

ギクシャクしてしまう原因はシャクリの前にラインの弛みを回収しすぎてしまい、竿を振り上げる段階からエギの抵抗、負荷が掛かるため綺麗にロッドが一定の軌道で振れないことにあります。

また、ラインが弛み過ぎていてもエギが動かず、ロッドを振り回しているだけになってしまい、ラインに結びコブが出来たりと、トラブルを引き起こす可能性もあります。

エギの着底後、いきなりチカラを込めて素早くシャクリを開始せず、まずはゆっくりとロッドを振ってロッドがエギの抵抗無しで自由に動かせる幅を確認してみてください。

どのくらいのラインの弛みでロッドが真上に近い位置でエギの重さが感じれるかを確認できたら、ロッドに抵抗が掛かるタイミングで握る手に力を少し込めるだけでエギは跳ね上がってくれます。

まとめ(解説動画あり)

今回は、エギングの基本アクション、”シャクリ”についてご紹介させていただきました。

シャクリをマスターすれば、深場や潮流の速い場所でもしっかりとエギを動かすことが出来、じっくりと探りたい時にも有効です。

回数、力の込め方でシャクリのバリエーションは多彩に広がります。

基本アクションであるショートジャークとシャクリ。状況に応じて使い分けて、もっとエギングを楽しんでくださいね。

詳しくはこちらの動画でどうぞ。

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