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yamashita technology
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STROBE FINストロボフィン

わずか1年の寿命の中で、驚くべき体の成長を見せるアオリイカ。その成長を支える主要なエサは「魚類」で、鱗や体表が発するキラメキや反射は、アオリイカがエサの存在を知るための重要なシグナルです。「ストロボフィン」は、シャクリやジャーク時に水の抵抗を受けて、エギ本体に強い「ヒラ打ち」を発生させます。 このヒラ打ちアクションは、エギ本体側面からの強力なフラッシング(反射光)を生み出し、アオリイカの視覚へ強力にアピール。捕食モードのアオリイカを効率的に狙うことが可能です。※意匠登録第1731861号

 

NEON BRIGHTネオンブライト

エギングにおいて重要なファクターである「潮色(しおいろ)」。アオリイカがエギを視認する時、眼の前にある膨大な量の海水がフィルターとなり、その見え方は海水の色、つまり潮色に左右されると考えられます。今やマズメ~日中のエギングで欠かせない「紫外線発光」のエギ。その発光効率を格段に向上させ、かつ光の三原色にあたる発光色(発光波長)をラインナップしたのが「ネオンブライト」。真夏や冬の透明で真っ青な潮、春や秋の薄濁りで緑色の潮、朝夕マヅメの赤い空から影響を受ける潮、etc...。潮色に発光色を合わせる事で、アオリイカに効率よく発光をアピールし、エギングにおけるシチュエーション対応力をアップさせます。


warm jacketウォームジャケット

動きやサイズ、カラーやフラッシングでもありません。ヤマシタが新たに着目したアピール要素は「温度」です。
変温動物である海水魚は、その体温が周辺温度と比較してわずかに高いと考えられており、
アオリイカが光のない夜間でもベイトフィッシュの居場所を正確に察知し、それを捕食できるのもこのためだとされます。
温度ベイトフィッシュをイミテートしたい。
そんな好奇心からWARM JACKETは生まれました。

繊維一本一本に吸光熱変換性を持つ
セラミックが練り込まれている

WARM JACKET(PAT.)「特許第5211013号」の構造

WARM JACKETとは、ヤマシタの主要なエギに巻かれた蓄熱性を持つ布です。
WARM JACKETは、太陽光を吸収し、その光エネルギーを熱に変換する機能を持ったミクロ粒子をその原糸に練り込むことで高い蓄熱性を実現します。WARM JACKET を装着したエギは通常のエギに比べ0.5~1℃温度が高くなります。蓄熱性を持つということは、海中でも温度を保つことを意味します。つまり、海水温よりわずかに高い温度を持つベイトフィッシュに、温度の点から近づくことができるのです。そのことからWARM JACKETの持つ「温度」は大きなアピール要素といえるでしょう。

ウォームジャケットの仕組み

HYDRO FINハイドロフィン

フォール中の上下左右へのブレを極度に嫌う、低活性なアオリイカ。エギ王 Kが目指したのは、あらゆるコンディションで真価を発揮する安定したフォールです。そして、それを実現するために開発・装着されたのが「ハイドロフィン」(登録新案第3184974号)。このベリー後方にある突起が、船でいう舵のような役割を果たし、フォール時の「ブレ」を徹底的排除します。風や波がない状況はもちろん、強風・高波でラインが流されるような日でも、海の中では、エギ王 Kが静かに、どこまでも真っすぐ沈んでいきます。

SEARCH RATTLEサーチラトル

ラトル音の音質を左右する本体材料とラトル材料の様々な組み合わせを検討し、エギの基本性能を維持しながら、アオリイカの聴覚で最も感じやすいとされる600Hz(ヘルツ)を中心とした音が出やすい設計(登録新案第3196182号)を実現しました。
効果的なラトル音によるプラスαのアピールで、好奇心の高いアオリイカへの効率的なアプローチが可能となりました。

※ラトル音計測の様子と計測した試作品

〈 参考文献 〉

・Marian Y. Hu, Hong Young Yan,*, Wen-Sung Chung, Jen-Chieh Shiao, Pung-Pung Hwang. Acoustically evoked potentials in two cephalopods inferred using the auditory brainstem response (ABR) approach. Comparative Biochemistry and Physiology, Part A 2009;153:278-283

・上田幸男, 海野徹也 「アオリイカの秘密にせまる」 成山堂書店, 東京. 2013

490 GLOW490 グロー

多くのイカが最も感知しやすい光の波長は490nm(ナノメートル)前後とされています。
イカが最も明るく感じるこの光を放つことで、特にマズメ時や夜間の海中が暗い状況下で、イカの視覚への効果的なアピールを実現します。

〈 参考文献 〉

宮崎多恵子「シンポジウム記録 アオリイカの生物学と漁業技術の進歩 1-4.視覚特性」 (日本水産学会誌/2014;vol 80 245)
奥谷喬司「ホタルイカの素顔」(東海大学出版会/2000;128)

〈 監修 〉

国立大学法人 三重大学大学院 生物資源学研究科