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エギングマイスター川上英佑のEgingステップアップ講座~潮の流れ攻略編~

エギング

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Egingステップアップ潮の流れ攻略編

YAMASHITAエギングマイスター 川上英佑

エギングをしていて、エギをまっすぐに投げたつもりが、潮の流れが速くて、エギが流され、真横から上がって来る。エギングをやった事のある方なら、こんな経験が皆さんにもあると思います。潮の流れが早くて、エギが流されてしまう。思い通りのコースを引いてこれない。底にエギが着かない。何もわからないまま、根掛かってしまった。潮の流れが速い場所、状況でもキチンとエギをコントロールすれば、釣果に出会えます。エギングがやりにくい潮の流れが速いシチュエーションで、どのように狙って、どのようにアクションさせるか。流れの中でのエギングのテクニックを紹介します。

上流から下流へエギを流す

左側から右側の方に向かって潮が横に流れていると仮定します。こういったポイントでは潮の流れの上流にエギを投げ、3~4秒沈めます。それから、シャクリを開始します。シャクリあげたら、また3~4秒沈めます。あまりに強いシャクリを繰り返すと、エギが水面を割って出てきてしまいますので、出てこないように、少し弱めのシャクリを1、2回入れて、また3~4秒待ちます。ラインが右側に流されて、ラインが張った状態になり、これ以上流せないと思った所でピックアップして下さい。

フォールの秒数を長くしていく

最初は水面から3~4秒フォールさせた所を攻めるとしましょう。それでアタリが無ければ、次はもう少し深い所を攻めるように、今度は着水後に6~8秒待って下の層を狙います。1、2回シャクリ上げたら、3~4秒待ってエギをまた同じレンジ(層)まで沈め、一定のレンジをキープするイメージで探ります。 エギを流しながらでは、たとえイカがエギに触ってもアタリが解らないのでは?と思うかもしれません。3~4秒待つ間にイカがエギを抱いたら、次のシャクリがアワセになり、ちゃんと針に掛かるので、流しながらでも大丈夫です。

釣りにならない場合は流れのヨレを狙う

流れのヨレの中もチェック。ラインを手前の流れにもっていかれないように

どうしても流れが速すぎて、やりにくい時は、水面の模様が変わっている場所(潮が巻いていたり、よれているポイント)があるのでそこを狙います。そこは潮の流れが複雑で、流れが不規則になっています。そのようなポイントは、エギが比較的、沈めやすいです。水面をチェックして、その潮がよれているポイントにエギを入れていきます。 ここで注意すべき点として、キャストの後、ラインをすぐに水面に置いてしまうと、手前側の水の流れで、ラインが一気に持っていかれてしまいます。ラインがなるべく流されないように、ロッドを立てて、リールのベイルを返して、ラインを少しづつ送りだしていきます。たくさんラインを出してしまうと、一気にラインが流れにさらわれて、エギが根がかるリスクが高くなります。

手前から沖に向かって流れる潮へ乗せる

沖に払い出す流れにエギを乗せる

エギングは、投げて引いて来るというのが通常ですが、足元から沖に向かって潮が流れている場所では、潮の流れを利用して、足元から遠くの方へエギを送り出していきます。そうすれば、普段のキャストでは、まったく届かない場所までエギを流すことが可能です。人が探っていないため、フレッシュなイカに出会うチャンスがあります。また、流れの筋が確認できるようなシチュエーションであれば、そこが本流で流れが一番速くなっていて、その筋の横には潮がヨレているポイントができる場合があります。そのヨレにもイカがいるので、一つのストラクチャーと考えて狙ってみてください。このヨレの中でアタリが無ければ、今度は本流の中に入れてエギを遠くまで流していくようにします。

次ページへ続く:エギを流しながらアタリを取る方法

エギのサイズを大きくしてみる

エギのサイズを3.5号⇒4号へ大きくすると、流れの抵抗を多く受けるので、エギを本流に乗せて、より遠くまで流すことができます。ロッドのアクションとしては、エギを左右に動かすイメージではなく、上方向にシャクリ、糸は巻き取らずロッドを止めて、ロッドを送り込みます。(ゆっくりと竿をエギが流れていく方向にねかせていく)そうすると、エギが水平に移動しながらゆっくりと沈んでいきます。その時にイカが抱いてくるので、その何秒かの抱く時間を作ることが重要です。

潮の流れに最適なエギはこちら

イカのアタリを捉える。ドラグ調整も忘れずに

ラインにテンションをかけて、エギを流しながらゆっくりと落としている時に、竿先やライン、手元に違和感があったらアワセをいれます。イカのサイズがそれほど大きくなくても、潮の流れの抵抗を受けて竿がかなり曲がります。ラインにも負荷がかかるので、ドラグを硬く締めるのではなく、少し弱めでラインが少しづつ出ていくように設定して、イカとやり取りします。ラインが出ていくようにしておかないと、流れの中でイカが急激にジェット噴射して引っ張られると、ラインが切れる恐れもあるからです。

流れの中ではイカを早めに浮かせる

イカがかかった後、ロッドのポジションは高い位置に構えます。早めにイカを浮かせる方が良く、いつまでも流れの芯の中にイカがいると、ずっと抵抗します。

流れのある場所でのイカへのアプローチ、詳しい操作方法は動画を見てイメージしてみてくださいね。

YAMASHITAエギングマイスター 川上英佑

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