CLAW HOOK(クローフック)
水面ミスバイトが当たり前のヒラスズキのトップウォーターゲーム。
波とサラシが広がる水面ではルアーが弾かれたり、フックは口に入り難く、ミスバイトに繋がり易い。
そこでMariaは従来の「腹にフック」ではなく、「左右の側面にフック」を配置した新構造CLAW HOOK(クローフック)を開発。
開発ストーリー
水面ミスバイトを軽減する新機構
【CLAW HOOK(クローフック)】
ヒラスズキの生態

- 遊泳力が低く(広範囲に回遊しない)、渓流魚のように警戒心も高い(ルアーにスレやすく、複数回キャストはご法度)
- シーバスと比べて動体視力に優れており、ベイトを視覚で認識しやすい
- 流れの影響を受けにくい、根やシモリの地形変化に根魚のように定位し、見上げるようにジッとベイトを待ち構えている
- 根に波が当たりサラシが広がるタイミングで、波に揉まれサラシに漂うベイトに対し、真下から急浮上し、水面に追い込むように食い上げる
ヒラスズキの捕食パターン
①
食い上げ ![]() |
②
追尾食い ![]() |
③
横食い ![]() |
|
---|---|---|---|
ヒラスズキ
|
◎
(多い) |
×
(少ない) |
△
(普通) |
シーバス
|
○
|
○
|
○
|


仮説
ヒラスズキの捕食パターンで多い“食い上げ”では、バイト時の急浮上で勢い余り、水面からルアーが弾かれたり、波あるなか水面でアクションするルアーのトレース軌道が不安定になる為、バイト時にフックが口に入り難く、ミスバイトに繋がり易いのでは?


仮説を元に、
掛かりやすいルアー(トップ)を開発
試作 一般的な2フックモデル

-
フッキング対策として、
フロントフック位置を垂直方向に伸ばす
魚からの反応は上々だが、
フッキング向上は見られず
フッキング向上は見られず


フッキング率の向上を目指し更に改良
試作 フックハンガーモデル

- フッキング対策として、腹部にワイヤーで左右Wフック仕様に改良
- リーダーへの針絡み多発
フッキングには改善の兆しが見られ、残るは
全体の基本性能向上を目指す
全体の基本性能向上を目指す


試作 サイドフックモデル

ヒラスズキが好むロールアクション(左右に回転する動き)に対し、左右片方のフロントフックが、常にボディ垂直方向に離れず位置することで、食い上げバイトでフックが吸い込まれやすくなるのでは?と仮説を立てトライ


(左:2フックモデル、右:サイドフックモデル)
(上:2フックモデル、下:サイドフックモデル)
基本性能を維持しつつ、
懸念点であった
フッキング率向上に成功
「CLAW HOOK(クローフック)」
誕生
