釣り好きが集まる会社だからこそ、社内外から寄せられる“釣り人の視点”に基づいたアイデアやイメージを集約し、最新の3D設計システム（CAD）を用いて、製品の元となる形を設計します。

このステップでは、実際の製品に近いプロトタイプを作成します。
形状のわずかな違いや重量バランス、素材の違いが動きや使い心地に大きく影響するため、さまざまなパターンを用意します。

プロトタイプを実際に使う、いわゆるフィールドテストを行います。この工程は、開発の中で最も楽しい時間であると同時に、最も難しく、時間を要するステップでもあります。強度・飛距離・使用感などを確認しながら、さまざまなシチュエーションを想定した実釣テストを重ね、最終仕様を決定していきます。

最終仕様が決まった商品のデータは、切削機に送られ、写真のような本金型の作成へと進みます。弊社には長年のノウハウがあるため、金型の作成を社内で対応できる体制が整っています。

成型機と呼ばれる機械を使って、エギのプラスチックボディを成型します。
高温で溶かしたプラスチックに圧力をかけて金型へと流し込み、精密な形に仕上げます。

出来上がったプラスチックボディに、シンカーやカンナなどの必要なパーツを取り付けて、エギが完成します。

厳しい検査をクリアした製品は、ひとつひとつ丁寧に梱包され、お客様のもとへ、私たちの想いとともに届けられます。