
釣行者 山中 陽介
釣行日 2024年11月15日
エリア 岩手県宮古沖 (宮古港 ゆたか丸)
釣行時間 15:00~21:00
釣果 ヤリイカ スルメイカ
レポート
今シーズンはイカメタルゲームが夏から盛り上がる三陸宮古エリア。
夏からスルメイカが釣れ盛り、今夏はケンサキイカの大回遊も見られ、大いに盛り上がりました。
9月頃からはヤリイカの回遊がみられ、ケンサキイカ、スルメイカ、ヤリイカの
イカメタルの三大ターゲットが狙えるエリアでした。
そんな三陸の宮古エリアへ今季初のヤリイカのイカメタルゲームに訪れました。
宮古にエリアにはいくつかの港があり、この時期はそれぞれの港からヤリイカ狙いの釣船が出船しています。
出船時間は15時。
今回はリアスハーバー宮古のゆたか丸さんにお世話になりました。
イカ以外にも宮古の釣物をほとんど網羅した釣り船です。
出港して15分ほど宮古湾を出た海岸近くがポイントとなります。
水深は50mほどで岸から近い急深のポイントです。
夜になると深いところにいるヤリイカが餌を求めて上がってくる回遊ルートにアンカリングをして待ち受けるスタイルです。
15時30分、アンカリングして船が安定したところで釣り開始。
この日は潮も緩く、船長のメタルスッテの指示は20号。
大船渡エリアよりは少し潮流れがあるため、宮古エリアは潮が緩いと20号スタートが多いです。
まだ明るい時間帯ですが、ヤリイカがいればチャンスはあります。
太陽光が照らされている時間帯は海中で目立ちやすいケイムラボディをメインにセレクト。
メタルスッテはアーマーの20号、ドロッパーにはおっぱいスッテ7‐2を使用。
開始からアタリはなかなかなく、16時30分頃、辺りが薄暗くなり船の船上灯が付き始め頃に、テンションフォール中にアタリ。
すかさずアワセを入れるとバッチリ重みが伝わり、巻き上げてくると小型ながらも船中1杯目となるヤリイカをキャッチ。
ドロッパーのおっぱいスッテに掛かっていました。
16時50分辺りも暗くなり集魚灯点灯。
この1杯目のヤリイカを皮切りに船中でぽつりぽつりとヤリイカが上がり始めます。
今回お世話になったゆたか丸さんの集魚灯のライトはメタルハライドランプとLEDライトの混合。
宮古では好実績といわれるピンクボディをドロッパーとメタルスッテにセレクト。
水深や光量を考慮するとシルエットが明確に出やすいピンクボディが強いことは頷けます。
潮が緩いため枝糸はやや長めの15㎝とステイ後のドロッパーのフォールアクションも意識した設定で狙います。
ボトム付近5m以内をテンションフォール&ステイで狙うと連発!
特にドロッパーのアクションを意識したステイ中のアタリが多い印象です。
テンションフォール&ステイがパターンとしてバッチリ当てはまり、連発します。
しかし、18時半頃に潮目が来てから潮が速くなり始めました。
20号では糸が立ちにくくなり、船長からはメタルスッテ25号の指示に変更です。
潮が速くなり始めたので、エダスの長さを5㎝ほどに短くし、シングルカンナのスッテからダブルカンナのスッテに変更しフォール中の安定性を重視します。
通常のイメージでは潮が速ければエダスを長くするというのがセオリーのように感じますが、
ヤリイカのようにフォール重視の誘いで釣る場合は、
エダスが長いと下方向と横方向に抵抗がかかりかえってフォール中の姿勢が安定しなくなるので
エダスを短くし抵抗の大きいダブルカンナを使用してフォール姿勢を安定させることがセオリーとなります。
テンションフォールもやや早めのスピードにして急流の中でのフォールのスッテの姿勢を安定させるようにしてきます。
この読みがバッチリで、アタリが途切れることなく釣れ続きます。
潮が少し早くなってきてからもエダスの調整とスッテのセレクトで、沖上がりまでアタリは続きました。
どうしてもスッテのカラーセレクトに意識がいきやすいですが、実はエダスの長さやカンナの段数などに気を遣うことでアタリが続くケースも多いので、
スッテカラーだけでなくそういった部分も気にすると釣果UPにつながると思います。
ヤリイカシーズンも最盛期に突入。サイズも良くなり、纏まった数も狙えるシーズンに突入です。
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