釣行者 山中 陽介
釣行日 2024年11月13日
エリア 岩手県越喜来沖 (小石浜漁港 龍神丸)
釣行時間 14:45~21:00
釣果 ヤリイカ ケンサキイカ スルメイカ
レポート
今季好調が続く三陸エリア。
夏からスルメイカ、ケンサキイカが釣れ盛り10月頃からはヤリイカの回遊がみられ好模様。
一昨年頃から三陸エリアは黒潮の影響が強く出ており、水温が平年に比べて高めに推移しています。
そのため、昨年の夏には越喜来湾に多くのケンサキイカが回遊し盛り上がったエリアです。
今季は昨年ほどの盛り上がりではないものの、ケンサキイカのイカメタルゲームは定着し、
新たなターゲットとして注目されつつあります。
そんな三陸の越喜来エリアへ今季初のヤリイカのイカメタルゲームに訪れました。
越喜来湾にはいくつかの港があり、この時期はそれぞれの港から多くの釣船がヤリイカ狙いで出船しています。
11月にもなると日暮れも早く出船時間は14時45分。
今回は小石浜漁港にある龍神丸さんにお世話になりました。
越喜来湾を出た海岸近くがポイントとなります。
海岸近くでも水深は50m少しあり、急深のポイントです。
夜になると深いところにいるヤリイカが餌を求めて上がってくる回遊ルートにアンカリングをして待ち受けるスタイル。
15時20分釣り開始。
この日は潮も緩く、船長のメタルスッテの指示は15号。
まだ少し明るい時間帯ですが、早くから回遊しているヤリイカがいればチャンスはあります。
太陽光が照らされている時間帯は海中で目立ちやすいケイムラボディをメインにセレクト。
メタルスッテはアーマーの15号、ドロッパーにはおっぱいスッテ7‐1を使用。
開始からアタリはなかなかなく、16時20分頃、辺りが暗くなり始め、
ライトの点灯準備をし始めたころ、テンションフォール中にわずかなアタリ。
すかさずアワセを入れるとわずかな重みが…。
慎重に巻き上げてくると小型ながらも船中1杯目となるヤリイカをキャッチ。
ドロッパーのおっぱいスッテに掛かっていました。
16時30分辺りも薄暗くなりライト点灯。
冬ともなると日暮れも早いですね。
ライト点灯直後にはアタリはないものの30分ほど経過すると、
表層には小魚の姿やサバの姿も見え始め、船中あちらこちらでアタリが出始めました。
今回お世話になった龍神丸さんの集魚灯のライトはメタルハライドランプ。
光量も強く非常に明るい印象です。
船長の話ではヤリイカはケイムラが総じて実績高いという話を聞いていたので、ドロッパーはケイムラのまま、
メタルスッテは50mラインで光量が減衰しシルエットがしっかりと出やすいピンクボディをセレクト。
潮が緩いため枝糸はやや長めの15㎝とステイ後のドロッパーのフォールアクションも意識した設定で狙います。
ボトム付近5m以内をテンションフォール&ステイで狙うと連発!
特にドロッパーのアクションを意識したステイ中のアタリが多い印象です。
ドロッパーが良いのか?カラーが合っているのか?という部分を調べるために、
メタルスッテもケイムラにチェンジ。
しかし掛かってくるのはドロッパーが殆どでメタルスッテに関してアタリは少ない印象です。
そこでメタルスッテにアピールを期待して夜光ボディを使用してみることにしました。
海中でスッテの存在をメタルスッテでアピールしてドロッパーで乗せるイメージです。
すると、なんとアタリが活発に!しかもメタルスッテへの反応が良いです。
ヤリイカは船下に餌を求めて入ってくるのでやはり目立つものに反応が良いようで、
一時はメタルスッテで連発場面もありました。
しかし、19時頃に潮が変わりサバの回遊が目立ってきました。
そうなってくるとやはり海中で目立ちやすい夜光ボディはサバのアタックも激しく、
泣く泣くサバのアタックをかわしやすいピンクボディにチェンジ。
中層付近でもサバの回遊が多く、紫外線発光するケイムラは見つかりやすいためドロッパーもピンクボディにチェンジです。
カラーチェンジによりサバからのアタックが少し収まりヤリイカのアタリも活発に出始めてきました。
巻き上げ途中でイカが掛かっているにもかかわらず、サバが別のスッテに掛かってくることもしばしばですが、
掛かってもドラグは一切出さずにガンガン巻き続けることでイカのバラシや周りとのオマツリも防げます。
逆に、ドラグを滑らせてしまうとスッテがサバの喉奥に入ってしまったり
イカを振り落とされてしまったり、オマツリをしてしまったりとトラブルが多くなるので注意が必要です。
ヤリイカが連発の中、ふとシルエットの異なるイカの姿が…。
なんとケンサキイカです。
ヤリイカシーズンもいよいよピークに入るころ。
サバなどのゲストが多い日もあるので、サバ対策なども万全にヤリイカのイカメタルゲームを楽しみましょう。
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