秋から冬にシーズン最盛期を迎えるイカメタルの人気ターゲットのヤリイカ。
近年はイカメタル人気でヤリイカも三陸や北陸エリア中心に非常に人気が高くなってきています。
イカメタルで狙う際にはドロッパーセレクトも重要です。
今回はヤリイカのドロッパーセレクトを紹介します。
＜目次＞
ドロッパーの種類 大きく分けると3種類。ヤリイカにはスッテタイプが有効！
主にイカメタルのドロッパーとして用いられるのは、フローティングタイプのケンサキイカに用いられる専用の
ケンサキイカドロッパー、主にサビキなどで用いられるスッテ、そして昼間の釣りなどに多用されるプラ角の大きく
分けると3種類となります。
それぞれの特徴を紹介すると、ケンサキイカ専用ドロッパーはフローティングタイプで主にステイや誘い上げの釣りに
適しています。またケンサキイカに「見つけてもらいやすい」ように、やや太めに設計されています。
スッテタイプは7㎝前後で細身のシルエットが一般的で、フローティングタイプやシンキングタイプなどカンナの数に
よって細かく設計されています。
プラ角は、昼間の釣りのサビキ仕掛などによく使用され、光の反射でキラキラとさせて誘います。
ターゲットとなるヤリイカの特徴としては海底付近を回遊し、夜間の集魚灯下でも海底付近を回遊、落ちてくるものに
対して反応が良い、触腕を含めて脚がケンサキイカに比べると胴体に対して短いということがあげられます。
これらの特徴を先述のドロッパーの特徴と併せて考えると、ケンサキイカ専用ドロッパーは脚が短いヤリイカには
抱き込みにくい点、またフォールの釣りに対応しにくい点からやや不向きな部分があります。
プラ角に関しては、新規日が暮れる前の明るい時間帯は有効ですが、水深が深い場合は集魚灯の光が届きにくくアピールが
やや不足することがあります。
また、夜間にサビキ仕掛を使用してヤリイカを狙う場合がありますが、この場合はプラ角をいくつも付けるのでアピールと
なるので効果があり、ドロッパーのように1つだけだとアピールは小さくなってしまいます。そのため、水深の深い夜間の
ドロッパーとしてはやや不向きです。
スッテタイプは抱き込みやすさがヤリイカの脚の長さにもちょうどよく、布のシルエットもしっかり出るのでヤリイカには
効果的なケースが多いです。また、針の段数により沈むスピードなども異なるのでフォール中心の釣りでは有効になるケース
が多いです。
有効なカラー 水深に合わせたボディカラーセレクトが◎！
ヤリイカ釣りにおいては、狙うレンジが海底付近ということもあり、その水深に合わせたカラーセレクトが有効となります。
回遊してきたイカが最も見つけやすいカラーセレクトをしておくことが有効となります。
水深が30m前後であれば集魚灯の効果が発揮しやすいケイムラボディ、水深が50m前後であればシルエットの出やすいピンクボディ、80m前後であれば夜光ボディが有効となります。
布カラーはライトの種類により、LEDであれば青などの寒色系、ハロゲン灯であれば黄色などの暖色系、メタハラであれば白やレインボーなどのセレクトが有効です。それぞれのポイントの水深、ライトの種類からセレクトしていきましょう。
シンキングタイプの使い分け 潮の流れや誘いによる使い分けで釣果UP！
先述のスッテタイプのドロッパーは1段針、2段針によってサスペンドタイプやスローシンキングタイプ、
シンキングタイプに分けられます。スローフォールに反応の良いときや、潮が緩いときはゆっくりとフォールを見せられるので1段針のスローシンキングやサスペンドタイプが有効になるケースが多いです。
逆にファストフォールに反応が良いときや、潮の早い状況であればシンキングタイプが潮流の影響でフォールスピードが
スローになり乗せのタイミングを作りやすく2段針が有効になるケースがあります。
状況により1段針、2段針を使い分けることで釣果に繋がるので、うまく状況を見極めましょう。
主にメタルスッテが15号前後で出来れば潮は緩い、25号前後であれば潮は早いという判断でも良いでしょう。
まとめ
今回はヤリイカのドロッパーセレクトをご紹介させていただきました！
スッテの針の段数違いだけで全く釣果が変わることがあります。
あくまでも一例ではありますが、このようにドロッパーセレクトをぜひご参考にしてみてください！
以上の詳細を解説している動画がこちら！
こちらもご覧になって参考にしてみてください。