
近年各地で大流行のイカメタル・オモリグゲーム!各メーカーからたくさんのカラーのドロッパーやエギ、メタルスッテが販売されていてそのセレクトには迷うこともあると思います!
そこで今回は光源の種類によるカラーセレクトをご紹介!第三弾はメタルハライドランプ下でのカラーセレクトです。
<目次>
メタルハライドランプとは 様々な波長の光が放たれる集魚灯の代表
メタルハライドランプはスポーツ施設や大型の商業施設などの照明にも使用されています。
演色性も優れているため、幅広い用途で使われており、 特に、高輝度で広い範囲を照らす必要のある場所や、
高天井の場所で、その特性が活かされています。電力を多く利用するため、燃料代の高騰する昨今ではLEDライトとの組み合わせでの活用も多くなってきています。
ハロゲンランプやLEDライトと異なり特定の光の波長が強いわけではなく、様々な光の波長が組み合わさって白色の強力な光を放っています。
光の中には紫外線も含まれており、肌が日焼けしたり、裸眼で直視すると目に障害を生じたりすることもあります。
様々な光の波長が含まれているため、水中への透過も幅広く、集魚灯としては万能といわれています。
メタルハライドランプに有効なカラー 紫外線に反射しやすい蛍光カラーは特に有効!
メタルハライドランプの1番の特徴としては紫外線が含まれているという点です。
そのため、特に水深の浅いエリアでは蛍光カラーやケイムラは紫外線発光するため、水中では特に目立ちやすくなり、イカに見つけてもらいやすくなります。
またほかの光の波長も含まれており、オレンジや黄色のような暖色系のカラー、ブルーや紫色のような寒色系のカラーに反応しやすい光もあるため、様々な布色のカラーが有効となります。
そのため、様々なカラーが使用されているレインボー柄やトリコロール柄など多くのカラーが使用されている布色のスッテやエギが有効になるケースも多いです。
メタルハライドランプは経年劣化により発する特定の光の波長が弱くなるケースもあり、メタルハライドランプ下では有効カラーが変わりやすいことも特徴の一つです。
水深によるカラーセレクト 水深によるボディセレクトも重要!
メタルハライドランプは様々な色の光を放っているた
め、光の水中への透過率が高く、透明度の高い海では7~80m近くまで透過することもあります。多くの場合30m付近までは紫外線も多くケイムラボディが有効とされ、それ以降から急激に光が減衰し始めるので、薄暗い中でも見つけやすいシルエットがはっきりするピンクボディが有効。
60mを超えると殆ど真っ暗になってしまうため、自ら発光する夜光ボディが有効とされています。
実際には船に搭載しているランプの数やランプの消費電力により多少異なるので一例となりますが、ご参考になればと思います。
なお、これらの一例はイカに「見つけてもらいやすい」ことを想定しています。
船下に滞留したイカにとってはスレてしまって逆効果になるケースもあるので、状況によっては逆のカラーを使用すると良いケースもあります。
まとめ
今回はメタルハライドランプの点灯時のカラーセレクトをご紹介させていただきました!
ライトの光源の種類を意識することでそれに合ったカラーセレクトができます。
あくまでも一例ではありますが、このようにカラーセレクトの基準を設けておく迷いがなくなってきますので、ぜひご参考にしてみてください!