
北陸の石川県で金沢に次いで人気エリアの加賀。
今回紹介する加賀は北陸のイカメタルのメッカの金沢の南西部にあり、
金沢市内から1時間ほどでアクセスできるポイントです。今回はこちらの加賀沖をご紹介します。
目次
加賀沖 港からポイントまで近く、ポイントも多数存在
加賀沖は主に橋立港や塩屋港から出船する船が殆どで、ポイントも航程15分程度の近場が多いです。
外洋に面しており、金沢から加賀へ続く広大な砂浜が尼御前岬を境に岩礁エリアに変化するため、海底環境も大きく変化しケンサキイカのエサとなる小魚なども集まりやすく、大型のケンサキイカも多いことが特徴の一つです。
ポイントも多く、水深20m前後~60m前後までと幅は広いですが、殆どの場合、船はアンカリングで固定します。
外洋域で潮は早いケースが多いため使用するメタルスッテやシンカーの重さがやや重い傾向にあります。
加賀沖では20号~30号をメインに使用することが多く、状況によっては40号が必要になる場合もあります。
潮が早い場合はイカメタルではなく、オモリグが有利になるケースも多いので、臨機応変に対応できるようにしておくと良いでしょう。
シーズン 初夏~夏のケンサキイカ狙いがメイン!
加賀沖はタイラバや青物などの釣物も人気で、イカ狙いは主に夏の6月~9月のみの出船としている釣船が多いです。
ゴールデンウィーク明けごろから調査船は出船し始め、状況によっては5月からスタートするケースもあります。
シーズン初期は数こそ釣れないものの大型が出やすく、大型狙いであれば5月~6月が狙い目です。
6月後半になると、中型~小型の群れの回遊も多くなり、まとまった数が回遊し数釣りが楽しめるのは7月に入ってからです。
8月に入ると水温が高くなり、潮の流れも速くなりやすく釣りにくい状況の日もあり、重めのメタルスッテの準備も必要となってきます。
実績スッテ・カラー ピンクボディや大きめのスッテが高実績
加賀エリアの釣船は、定員が10名前後の中型船が多く、集魚灯のライトはメタルハライドがメインですが、ライトの装備は少なめです。
LEDと併せて装備している釣船も多いですが、全体的に光量は少ないため、シルエットが出やすいピンク系が強い傾向があります。
また夏場の数釣りになるとイカが浮いてくることも多く、そういった場合にはケイムラ系のカラーが有利になるケースも多いです。
また布の色に関しては潮が澄んでいることが多く、LEDライトと併用しているためか、ブルーやグリーンなどの寒色系のカラーの実績が高い傾向です。
外洋エリアのため、目立つスッテからバイトする傾向が強く、90㎜前後の大きめのドロッパーの実績が高いです。エギの場合も2.5号がメインとなります。
攻略法 シーズン序盤はボトムメインで、捕食者による強奪に注意!
加賀エリアは水深が浅いため集魚灯の光量が少なくても海底付近まで届くことが多く、イカ自体があまり浮き上がることがありません。
特にシーズン初期は警戒心の高い大型のケンサキイカも多く、ボトム付近中心となるケースが多いです。
また、砂地と岩礁が入り混じっている海底のためイカの捕食者となるマダイやエソも多く、特に大型のケンサキイカはヒットすると目立つため狙われやすい傾向があります。
そのため、ヒットした後はなるべく早巻きで回収したほうが被害は少ないです。またイカが明るさを嫌って船の影や船の周りの暗がりにいるケースも多く、スピニングタックルを利用してキャストして狙うことも効果的です。
シーズン盛期になると海水温も上がり、警戒心の低い小型のイカが多く浮き上がることもあります。この時は中層付近まで浮き上がることも多く、捕食者であるエソやマダイの泳層よりも浮き上がることもあり、そういう状況ではヒット後のイカを盗られるリスクの少ない中層を狙う方が良いことが多いです。
潮が平均的に早めのため、イカメタルで狙う場合はドロッパーの枝糸は10~20㎝とやや長めに取り急流の中でも安定するような仕様にすることをお勧めします。また、オモリグで対応することも効果的です
まとめ
今回は加賀エリアの攻略法に関してご紹介させていただきました。金沢から少し離れた穴場的な存在ですが、ポテンシャルは素晴らしく、大型のケンサキイカを含め、大釣りの出来るエリアとして魅力的です。
大型ケンサキイカを求めて釣行してみてはいかがでしょう。
加賀エリアおすすめ釣り船
橋立港 みなと丸
橋立港 みどり丸
https://midorimaru.naturum.ne.jp/
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