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夜より簡単!?デイイカメタル基礎解説!

イカメタル

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イカメタルビギナー必見!

YAMASHITA 山中陽介
2021/8/20

イカメタルというと、夜の釣りというイメージが強いですが、実は昼でもイカメタルゲームを楽しむことはできます。夜は周りが暗くて船酔いが心配、深夜の帰宅は眠くて辛い…、そんな方は昼間のイカメタルがオススメ!

今回は昼間のイカメタル、一般に「デイイカメタル」と呼ばれる釣り方をご紹介していきます!

 

<目次>

1.デイイカメタルのメリット  昼間はすべてが見やすく、生活リズムも狂わない


 昼間にイカメタルをするメリットは主に3つ。

1. まず明るい時間帯に出来るという点は生活リズムが狂わずに釣りを楽しめるということ。通常の夜間のイカメタルの場合、釣りの終了時間は日付が変わるかどうか位の時間帯までなので、帰宅するとなると、日付が変わった深夜、もしくは明け方になってしまいます。さらにそこから釣ったイカの料理などを始めるとなると、生活リズムが狂ってしまうことがよくあり、よくイカメタルを始めたばかりの人の悩みとしては、「1日の釣りだけど、2日を費やしてしまう」という点です。しかし、デイイカメタルの場合は、朝出船して昼頃には帰港するので、帰宅してからもイカを調理し夕飯の食卓に並べることもできるので、1日で全てが完結します。少し朝早起きをするだけなので、生活リズムも大きく崩れることがないのがこのデイイカメタルのメリットの一つです。

2. また、船酔いをしにくいのもデイイカメタルのメリットの一つでもあります。夜間での釣りでは周りの景色が殆ど見えず、平衡感覚が狂いやすい傾向があります。周りの景色が見えていると、その部分が解消されるので、船酔いもしにくくなります。また昼間のため、手元が暗くなりにくく、オマツリなどをしても解きやすくなります。

3. そしてもうひとつのメリットとしては、イカのタナが絞りやすいという点です。昼間はライトで寄せるわけではなく、船下に通過するイカを狙います。昼間はイカの捕食者も多いため、殆どの場合、イカは海底から10m以内を回遊しており、そのタナを集中的に狙うだけで良いため、夜のように広いタナを探らなくて良いのがメリットです。

2.デイイカメタルでの釣り方  船下に入ってきた群れを手返し良く釣ることが釣果UPのカギ


 デイイカメタルは地域によって船の流し方が異なり、それによって釣り方も変わってきます。大きく分けて流し方は3つあります。

①スパンカー(帆)を立てた流し釣り
②風と潮まかせのドテラ流し
③パラシュートアンカーを使った流し釣り

このなかで投入時に気を使わなければならないのは「①のスパンカー(帆)を立てた流し釣り」の場合です。この流しの場合は、イカの群れを魚群探知機で探し、群れのいるところを見つけたら投入の合図を出します。一番大切なのは遅れずに投入すること。今まさに船下にイカがいる状況なので、1秒でも早くイカのいる海底付近にスッテを入れる必要があります。

 船速が落ちたら、すぐに投入できるように構えておきましょう。投入したら、なるべく抵抗を減らすために竿を下げてラインがガイドに当たらないように素早く落とします。狙うタナは海底付近。基本的に昼間は海底から10m以内、殆どが5m以内を回遊しているので、中層を狙う必要はありません。着底したら根掛かりを防ぐため海底から50㎝~1m巻き上げてアタリを待ちます。活性が高ければ、この状況ですぐにアタリが出るので、アタリが出ればすかさずアワセを入れましょう。

アタリが無ければ、一度シェイクをしてみて、スッテの存在を近くにいるイカにアピールしてみましょう。しばらくステイして、アタリが無ければ、1mずつくらい誘い上げながらアタリの出るタナを探ります。誘い方はシェイクや誘い下げを中心に行なうと良いでしょう。海底から4~5mほど誘ってアタリが無ければ再度落としなおして探っていきます。船下に入っているタイミングは短いので、なるべくヒットしてからやり取り、取り込みは手早く行い、再度落としなおすと、2~3回釣ることもできるので、なるべく船上で手間取らないようにしていきましょう。ドテラ流しやパラシュートアンカーを使った流し釣りは、イカがいるであろうポイントを予測して流して狙うので、流している間でイカが船下に入ってきた際に、手返し良く釣ることで釣果UPに繋がっていきます。

3.メタルスッテの重さの選び方  基本は底が取れる重さで!状況によってはオモリグも!


 夜間のイカメタルと違って、デイイカメタルの場合はやや重めのスッテを使用します。これは海底付近を狙うため、できるだけ潮の影響を受けにくい重めのスッテのほうが糸も立ちやすく、着底も早くなるためです。流し方や潮流によっては、軽いスッテだといつまでたっても底が取れずに釣りにならないことがあります。底が取れないとイカのいる層を狙うことができず、釣りが成立しなくなってしまうので、最低でも20号、できれば30号までは用意し、状況によってはメタルスッテで対応できないこともあるので、40号程度の錘も準備し、オモリグで狙うことも視野に入れておいたほうが良いでしょう。

潮が早いときはエギが潮に馴染みやすいので、オモリグが有利になるケースも多々あります。わからなければ最初は船長に聞いてみて、アドバイスをもらうと良いでしょう。

4.デイイカメタルで有効なカラー  晴天時はケイムラベースカラーが有利!曇天時は夜光も!


 昼間は夜間とは違い、海中に多くの紫外線が差し込んでいます。こんな時に有効となるのが、紫外線発光するケイムラカラー。水中でも発光しイカに強烈にアピールします。特に晴天時などの太陽光が多く射し込んでいる状況下では非常に実績が高く、デイイカメタルではケイムラベースのスッテやエギをメインに使用すると良いことが多いです。

ただ、潮が濁っているときや曇天時などは夜光カラーが強い時もあるので、数種類用意しておくと良いでしょう。

5.デイイカメタルで有効なメソッド  イカが見切りやすいので、巻き落としは頻繁に!


 デイイカメタルは水中が明るい分、イカがスッテを見つけやすいのですが、しっかりと見えてしまう分、イカがスッテを見切ってしまうこともよくあります。こんな時に有効なのがイカの視界から一度スッテを消してしまう「巻き落とし」という手法です。非常に簡単で、一度海底から15mほど一気に巻き上げ、再度海底に落としなおします。

これだけです。

一度イカの視界からスッテを消してやることで、これでリセットされ、再度落としてきたときに、スッテを抱いてくるということがよくあります。海底付近で1~2分誘ってアタリが無いようであれば、この巻き落としを頻繁にすることでアタリが出ることがあります。特に周りがヒットしているのに自分にアタリがない場合はイカにスッテを見切られている可能性が高いため、この「巻き落とし」を行うと良いでしょう。

6.まとめ(解説動画あり)


今回はデイイカメタルについてご紹介させていただきました。昼間のイカメタルってテクニカルで難しそうと思われる方もいらっしゃいますが、実は夜のイカメタルよりも活性の高いイカが多く、狙うタナも決まっているので入門者にも狙いやすいのが特徴です!

まだデイイカメタルをしたことがない方は是非ともチャレンジしてみてください!

7.あわせてお読みください


YAMASHITA 山中陽介
2021/8/20

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