エギングを始めるなら、まず知っておきたいのが「アオリイカの一生と季節の関係」です。
アオリイカの生態を理解すると、どの時期にどんなサイズを狙えるかが分かり、釣果アップにもつながります。
アオリイカの寿命はおよそ1年。
わずか1年の間に、孵化 → 成長 → 産卵というサイクルをすべて終えます。
季節や水温の変化に敏感で、それがエギングのベストシーズンを決める大きな要素になります。
水温が20℃前後に上がる初夏から夏にかけて、アオリイカの卵が孵化します。
孵化したばかりのアオリイカは数ミリほどの大きさで、小さな甲殻類や稚魚を食べながら急速に成長します。
まだ釣りの対象にはなりませんが、この時期に次シーズンのターゲットが育っていると考えると、エギングへの期待も高まります。
孵化から2〜3ヶ月後、アオリイカは胴長10〜15cmほどに成長。
海岸近くに群れでやってくるため、初心者でも狙いやすいのが秋のエギングシーズンです。
海水温も高く、活性が上がる時期。軽めのエギを使えば、数釣りが楽しめます。
エギングを始めるなら、まずはこの秋シーズンが最適です。
水温が16℃を下回ると、アオリイカはエサを求めて深場へ移動します。
この頃には胴長25〜30cmほどの大型個体も見られますが、陸からの釣り(ショアエギング)ではやや難易度が上がります。
この時期は、春の産卵に向けて体力を蓄える「準備期間」です。
春、水温が再び16℃を超えると、アオリイカは浅場の藻場へと戻り、産卵を始めます。
この時期に釣れるアオリイカは1kg超の大型が多く、「春イカ」と呼ばれエギンガー憧れのターゲットです。
じっくり誘って大型を狙う、スローな釣りが楽しめるのも春エギングの魅力です。
アオリイカの行動パターンから見ると、エギングのベストシーズンは「秋」と「春」の2回。
秋(9〜11月)は成長期にあたり数釣りが楽しめるシーズン、春(4〜6月)は産卵期に入るため大型のアオリイカを狙える絶好のタイミングです。
アオリイカの生態を知ることは、「釣果アップ」だけでなく「自然との駆け引き」を楽しむコツでもあります。
春・秋どちらのシーズンにも、それぞれの魅力があり、経験を重ねるほどに奥深さが増していくのがエギングの世界です。
海辺で風を感じながら、季節ごとのアオリイカとの出会いを楽しんでみませんか?