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磯からの青物ルアー入門 ”魅力・対象魚・装備・タックル編”

青物

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Maria SHUN

皆さん、こんにちは!MariaスタッフのSHUNです。

今回は磯からの青物を狙ったことがない、もしくはこれから始めるにあたっての装備やタックルについてお悩みの皆様に、ロックショアの魅力や安全に楽しく釣行するための基礎知識をご紹介させていただきます。

記事の最後には、詳しい解説動画も掲載していますのでぜひご覧ください。

<目次>

1.ロックショア青物の魅力

ロックショアと呼ばれる磯から青物を狙うこの釣りの魅力は「経験値を活かして自然を読み解く面白さ」と「1匹の達成感」になります。刻一刻と変化する自然の中で自分の培ってきた経験や感覚を頼りに1匹に辿り着くまでのプロセスを踏んで、苦労して手にした1匹の喜びが大きな魅力です。

2.ロックショアのフィールド

磯から青物を狙うロックショアゲームの主なフィールドは「地磯」と「沖磯」に分けることができます。地磯は山や海岸端を歩いて釣り場にエントリーができる地続きの磯場です。反対に、沖磯は船宿にお金を払い、歩いては行くことができない沖合いの磯に瀬渡し船を使って渡してもらうフィールドです。特に沖磯は釣り場に行くまでの安全性と船長に実績のある磯に連れて行ってもらうことができるので、ビギナーの方にはオススメの釣り場になります。

3.対象魚

ロックショアから狙うことができる代表的な青物は「ブリ」「ヒラマサ」「カンパチ」の3魚種であり、この3魚種は釣りにおいての引き味がとても強く、食べても非常においしいことから釣り人の憧れでもあり、誰しもが一度は釣ってみたいと思うターゲットです。

ブリ

ブリは生息域が広く、全国各地で狙うことができる青物です。それ故に、地方名も多く関西では「ハマチ」関東では「ワラサ」九州では「ヤズ」といった多くの呼び名がある日本の大衆魚になります。

ロックショアゲームで釣れることが多いサイズは60cm~100cm(3キロ~10キロ)になり、1年中狙うことが可能ですが特に秋から冬にかけてのシーズンが最盛期です。

ヒラマサ

ヒラマサの生息域における魚影の濃さは異なり、その中でも特に北部九州から山陰地方にかけて魚影が濃い傾向にあります。また磯のスプリンターとの呼び声も高く、引き味がとても強いことから多くの青物アングラーが憧れる魚です。特に秋のシーズンでは数を狙うことができ、春から夏にかけては20キロを超えるような大型のサイズも狙うことができます。

カンパチ

カンパチは太平洋の黒潮が影響するエリアに多く、伊豆諸島や四国、南九州をメインに狙うことができるターゲットになります。カンパチも大型の青物に分類されショアからでも10キロを超えるサイズを狙うことができる魅力があります。また、ヒラマサと同様に引き味がとても強く、釣りあげることが難しいことからも多くのアングラーを虜にしている魚種です。比較的、高水温を好むため夏から秋のシーズンが最盛期になります。

4.安全装備

ロックショアゲームは足場の不安定な磯場で行うことから、ちょっとした気の緩みが命に関わる重大な事故に繋がることがあります。故に、この釣りを安全に楽しむ為にも釣り道具を揃える前に安全装備品を充実させることが重要になります。そこで必要不可欠な装備がライフジャケット、グローブ、スパイクシューズ、帽子、救助用ロープになります。

ライフジャケット

ライフジャケットはガスボンベが内蔵されており落水すると膨張するタイプの自動膨張タイプと浮力体が最初から入っている浮力体タイプのライフジャケットに分類されます。自動膨張タイプは磯に擦れて裂けてしまうことがあり、本来の機能が失われることからも、擦れに強く、転倒時のクッション性と高浮力を兼ね備えた浮力体タイプのライフジャケットが必須になります。また、安全性を高める為にも、股紐は必ず通す様に気を付けましょう。

スパイクシューズ

磯での使用に求める機能は水際で滑らないグリップ力と磯をしっかりと掴むホールド力になります。スパイクシューズのソールには様々なタイプがあり、その中でもまず初めの一足としては磯での適応範囲の広い「フェルトピン」「ラジアルピン」タイプのスパイクシューズをオススメします。またハイカットタイプのものであれば地肌の露出を防ぐことができ、足首を剥き出しの岩から守ることができます。そして、タウンユースの靴とはサイズ感が異なる場合が多いので、実際に釣具店に行って試着することをオススメします。

グローブ

全ての指を保護しているタイプのグローブをロックショアでは使用します。なぜなら、磯に手を付いた際の怪我防止とロッドを握り込む際の指にかかる負担を軽減する役割があるとともに、一日の青物ゲームを集中して行う為にも重要なアイテムです。

帽子

帽子は転倒した際の負傷の軽減日差しが強いシーズンの熱中症防止の役割を果たします。現在ではロックショア用のヘルメットや防護面に優れたタイプの帽子も販売されています。

救助用ロープ

救助用ロープは特に複数人での釣行の際に誰かが落水してしまった時に救助を行う為のロープです。
釣りをする前に仲間内で使い方をしっかりと理解したうえで、もしもの時に冷静な判断でメンバー全員がスムーズに救助できることが大切になります。

5.その他必需品

バッカン

磯で使用することからも耐久性の高い塩ビ素材のセミハードタイプのモノで、沖磯での荷物運搬時にも対応できる取っ手付きのバッカンをオススメします。

ロッドケース

主に沖磯での荷物運搬に多用するアイテムでロッドやランディングポールを外部の衝撃から守る役割を果たします。
※また、ロッドケースを始めとするアイテムには自分のモノだと分かりやすいように目印になるものをつけるか、名前を大きく書いた養生テープを付けることで他の人との区別をつけることができます。

ルアーケース

青物ゲームに使用するプラグは20cmを越えるようなサイズもある為、横幅が20cm以上あるモノが好ましいです。また磯の上に置いた時に滑らないようにケースの材質も塩ビ素材やビニール素材のモノをオススメします。

ヘッドライト

沖磯ではまだ夜も明けきらない暗いうちから磯に渡してもらうことがあります。そのような視界が悪い中においても安全面の確保ができることから必ず必要なアイテムになります。

ラインブレーカー

水中で操作を行うルアーでは根掛かりは避けて通れない問題になります。またPEラインも4号クラスになると手では切ることが難しく、無理をすると指を切るなどの負傷に繋がることがあります。したがって根掛かりした際はラインをしっかりと巻き付けて切ることができるラインブレーカーの使用をオススメします。

その他にも、偏光グラス、プライヤー、フィッシュグリップ、水くみバケツなどもあると便利なアイテムになります。

6.タックル

ロックショアの釣りでは100gを越えるようなルアーを扱うこともあり、タックルの選定はそれぞれの技量に合わせることが大切です。そこで今回は最初の1本にオススメのタックルセッティングをご紹介します。

ロッド

長さが10ftキャストウエイトが40g~120gのショアジギングロッド

リール

上記のロッドにバランスのとれたリールとして、メーカーによっては表記が異なることがありますが6000番~8000番のスピニングリールをオススメします。

メインライン

メインラインはPEラインの3号~4号を推奨します。6000番を装着する際には3号を300m、8000番の場合は4号を300m巻き、十分なラインキャパを持つことで安心して釣りを進めることができます。

(タックル例)
ロッド:ワイルドブレーカー 104HSX(MCワークス)
リール:ステラSW 8000HG(シマノ)
ライン:PE4号(300m)
リーダー:ナイロン100lb(2ヒロ~3ヒロ≒3m~4.5m)

リーダー

青物を狙う際に使用するショックリーダーはナイロンリーダーフロロカーボンリーダーになります。号数の使い分けは主にPEラインの号数とのバランスをみて使い分けることが一般的です。PE3号には60lb~80lbPE4号には80lb~100lbの組み合わせが適したバランスになります。また、ナイロンリーダーは浮力が高いことからも水面で操作を行う、トップウォータープラグを使用する際に適したリーダーであり、柔軟性に長けていることからも、魚からのバイトをしっかりと乗せるメリットも兼ね備えています。

それに対して、フロロカーボンリーダーは硬質素材で水切れも良いことから、水中での伝達感度が求められるシンキングプラグやメタルジグの使用に優れています。

結束方法

メインラインのPEラインとショックリーダーの結束方法にFGノットと呼ばれるノットがあります。
FGノットは摩擦系のノットで、比較的簡単に強度の出せる結束方法になります。また、結束時にワセリンを使用することで、強く締め込む際の摩擦の軽減効果をもたらします。

接続アイテム

ショックリーダーとルアーを接続する為の接続パーツにコンビリングがあります。

このコンビリングはスプリットリングと溶接リング(ソリッドリング)を組み合わせたものになります。リングサイズは使用するルアーに合わせることが一般的になり、#6~#9サイズをオススメします。このコンビリングとショックリーダーの結束は簡単に強度を出すことができるイモムシノットと呼ばれる結束方法をオススメします。

ドラグ設定

青物の強い引きに対して、体勢を崩して磯場で転倒しないようにする為にもドラグ設定が大切になります。具体的な数値としては、魚が強く引き込んだ時に滑り出す4kgのドラグ値を推奨します。肝心の計測方法ですがドラグチェッカーと呼ばれる計測機を使うことで正確な数値を測ることができます。まずは4kgのドラグ値から釣りを始め、実際に魚を掛けて経験を積んでいく中で徐々に自分に適したドラグ値に合わせていくことをオススメします。

まとめ(解説動画あり)

今回はロックショア青物ゲームの魅力と対象魚、安全に釣りを楽しむために必要な装備やタックルをご紹介しました。

ぜひ皆さんも、磯からルアーで青物を狙うエキサイティングな「ロックショア青物ゲーム」を始めてみませんか?

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

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Maria SHUN

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