「新しい釣漁業の技術」山下楠太郎
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ぽの中心(支点)が、後尾の左右及び厚みの中心(真中)から出るようにするためと、つぼを丈夫にするため、このような結び方をします。ナイロン糸、麻糸等のやわらかい糸を使って下さい。潜水板はこの方法で結ぶのが最も潜水板の機能を発揮させますし、後尾の糸を通す穴が後方にさけてゆく心配もありません。幾度も練習されて、実際に役立てるようにして下さい。必ずや皆さんのお役にたちます。182び目をつけないので、道糸が切断することがなく技糸もこの結び方ですと上下に移動しません。第一回目に技糸をしめつける時は、幹糸に技糸が喰い込む位、固くしめつけて下さい。山下式の技糸はすべてこの方法が使われております。、吸い込み釣の結び方。曳細、延細、一本釣の釣元は、すべてこの結び方で、麻糸又はナイロン糸を使用します。釣元の糸が一本ですと撚れて釣針を不安定にしますし、釣針にナイロンテグスを直接結ぶと魚の餌の吸い込みをわるくします。この結び方も④の方向に引張ると簡単にさばけますし、糸の無駄も出ません。さばけないのは結び方が間違っている証拠です。⑧サルカンとテグス。(⑧の方法と似てはいますが相手が金属、その他の丈夫なものですから二重にからげてあります。これも④の方向に引張ると簡単にさばけて便利であります。⑧山下式潜水板後尾の系の結び方。潜水板の後尾は板がふれる大事なところですので、後尾のつ

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