「新しい釣漁業の技術」山下楠太郎
104/194

第一章水面曳縄漁法いように考慮をはらってあります。海の表面にいる魚は明るい所にいるわけですから深いところにいる魚より、目の前の餌が危険である。。旬●巳.,▲●心、旬。。。●・oqDF・中年■●■P卓申告寺一唾。■●■”必IB‐Ceea■町表層に浮上する魚群をねらって、水面上に擬餌を曳いて行なう漁法は古くから存在しました。最近になってからは種々改良されて、かつてのように釣糸の先端に擬餌や生餌、死餌等だけを取付けて引張るものは殆んど見られなくなりました。遊漁釣りのトローリングや、大型鮪船鰹船のオカズ釣りでやられている曳細は別にして、現在各地で見られる水而曳細漁法と、山下式漁法とを結びつけて説明させて頂きます。⑩方法と装備新潟県東部から山形、秋田、青森、岩手、宮城の東北地方では、ロケット(ダポ、又はダンボ)という、水面を曳く漁具(写真参照)が非常に普及しております。写真のように竹竿を升型に組んだり、五本から六本の竹竿を、花魁の箸のように船のトモから張出し、竹竿の先端から幹糸を流してある。その幹糸は各々長さを変え、もつれな駿河湾三保沖のイナダ群と海鳥(東海大学水産研究所提供)106

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です