ページの先頭です。

このページの本文へ移動します。

釣果に差がつく!!東京湾・船タチウオのエサの付け方

タチウオ

  • Facebookシェアする
  • Twitterツイートする
船タチウオのエサの付け方

YAMASHITA 山中陽介

東京湾で毎年たくさんの釣り人が賑わう船のタチウオ釣り。ジギングで狙う方もいれば、テンビンと吹き流し仕掛を使ったエサ釣りで狙う方もいます。
今回は、船からのエサ釣りで最も基本かつ重要なエサの付け方についてご紹介したいと思います。タチウオ釣りの釣果アップの秘訣は餌付け7割、誘い3割と考えているので、しっかり覚えてチャレンジしてみてくださいね。

船のタチウオ釣りで使用する仕掛

タチウオ釣りで使用するアイテムはいたってシンプル。テンビンと仕掛、それに錘のみ。仕掛に変な小細工をしてしまうと、かえってタチウオの警戒心を高めます。だからこそ、餌の付け方にこだわりが出てきます。ここでご紹介する餌は一般的に東京湾の船宿で配られるサバの切身を使用しています。

①オーソドックスな餌の付け方

身から皮へ縫い刺しし、最終的には皮側に針先が出る刺し方。
タチウオの活性が高く、しつこく餌を追ってくる時には餌持ちが良いこの刺し方が有効です。この刺し方の場合、タチウオが餌全体を飲み込もうとする喰い方をするため、上顎にフッキングすることが多く、バラシにくい掛かり方をします。
この時に注意するポイントは、
①刺し始めは切身の端5mm以内に刺すこと。
②針が切身のセンターを通っていること。

※写真のように針先が餌に対して垂直に立っていればOKです!
この2つのポイントを守らないと、水中で餌が回転してしまいます。回転する餌でも食いが立っているうちはアタリは出ますが、自然界で回転しながら前進する生き物がいるか?と考えると、不自然な動きなのは明確ですね。それから、写真の様に白くなっているお腹側の身から縫い刺しすると身の持ちが良くなります。

次ページへ続く:その他の活性に合わせてエサ付けを変える

②オーソドックスな付け方の逆バージョン

皮から身へ縫い刺しし、最終的に身側に針先が出る刺し方です。
タチウオのアタリは出るものの、追いがイマイチでアタってもすぐにやめてしまう場合に有効です。
こういったときの喰い方は、餌の皮を避けて身だけを齧り取ろうとします。その身を齧(かじ)り取った時に針掛かりするという魂胆です。 ただし、この刺し方の場合はタチウオのカンヌキから横っ面に掛かることが多く、あまり強引に巻き上げると口切れや身切れを起こすことがあるのでやり取りは慎重にしましょう。注意するポイントはオーソドックスな刺し方と同じです。

③ちょん掛け

皮から身からどちらからでも良いので切身の端に1回通すだけ。
タチウオのアタリが殆どなく、なんとかアタリを出したいときに有効です。
タチウオが極度に警戒しているので、保護パイプも外したほうが良いです。低活性な上に、餌から針までが少し離れているので、アタッてから掛けるまでにはかなり時間を要します。この時は変に動かすよりも、リールを巻かずにひたすら待って竿先で聞き合わせを繰り返す方が良いです。 ちなみに、タチウオが狂ったように喰うような活性の時も手返し重視のために、この「ちょん掛け」をすることもあります。

だいたいこの3つの付け方を活性に合わせて使い分ければタチウオの釣果はおのずとアップしますので、 釣果に伸び悩んでいる方は是非試してみてください!

YAMASHITA 山中陽介

1 2

  • Facebookシェアする
  • Twitterツイートする