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ルアーローテーションで釣果を伸ばす青物攻略 - フラペンの活用 -

青物

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アングラーの声が形に

皆さん、こんにちは。Mariaフィールドスタッフの大森崇弘です。 今回はMariaの「フラペンブルーランナーS115」についての解説をしたいと思います。

「フラペン」とは、2014年春に<後方波動>の謳い文句で華々しくデビューしたシーバス用のルアーですが、現在では、「S85」・「S85シャロー」・「S65」などと続けて開発され、皆さんの心にも浸透するルアーになってきたことと思います。よって「フラペン」の構造は、もうすでに承知されていることでしょう。もちろん、釣果の方も全国各地で予想を上回る安定感が見られるようになってきました。まずは、第一段階成功って感じですね!

その結果スタッフ、または皆さんから、「もっとデカイやつ無いの?」との声が寄せられるようになりました。そりゃ~そうですね。私もそう思います。良く飛んで、引き抵抗もしっかりしているルアーだから、釣り人の欲は絶えないですね。『万能ルアー』では無く『専用ルアー』への憧れもある事でしょう。 そして、皆さんの声を現実のものにした青物専用の「フラペン」が、いよいよ発売されることになりました。

サイズは115mmで、ウェイトは38g。このサイズだからキャスト時の振り抜け感は非常に良く、誰でも軽い力で投げることができ、よく飛ぶルアーとなっています。ルアーのサイズ的には、青物ロッド・磯ヒラロッドともに相性が良くなるような仕上がり。そして、その飛距離はMAXで80m。と言っても、キャストに関しては個人差がありますよね。よって判りやすく言うと、今所持している青物用ルアーのどれよりも、投げやすく、よく飛びます。飛距離に関しては、それくらいの自信作と言えます!

ローテーションの穴

それでは、「フラペンブルーランナー」の解説に入りたいと思います。 使い方は投げて巻くだけ。思いっきり投げ、ロッドティップにプルプルプルという感触を感じる程度のリトリーブスピードで巻けばO.K.ですが、更に実釣シーンを思い浮かべ、掘り下げた解説をしていきましょう。通常ショアから青物を狙う場合、最初は「ローデッド」や「ポップクィーン」などのTOP系プラグを使われることと思います。そして、反応が悪い場合や気配が無い時には、ミノーを投げたり、ジグを投げたりして、レンジを下げていくことでしょう。

これが一般的なローテーションだと思うのですが、TOP系プラグからミノーへ変えた場合、レンジは50cm~100cm下がります。一見、有効な攻め方と思われがちですが、飛距離は大幅にダウン。距離にして10~20m位でしょう。青物狙いでは潮目やナブラ、鳥山を狙うことが多い中、飛距離を10~20mも落としていたら、時として有効なローテーションとは言えませんよね。

次ページへ続く:フラペンブルーランナーの有効な使い方

今までの隙間を埋める

その点「フラペンブルーランナー」ならば、TOP系プラグ以上の飛距離を叩きだすので、食わないナブラや反応の出さない鳥山の攻略には持って来い!また、ジグと比較した場合、ジグはボトム狙いに最適ながらも浮き上がりに特化した形状をしているので、ミドルレンジの攻め方が非常に難しいのも事実。それに対し「フラペンブルーランナー」は、腹部に均等にウェイトが入っているため、ジグミノーの様に水平フォールも得意。

加えて従来の「フラペン」同様にレンジキープ力にも優れているため、カウントダウンと一定速度のリーリングを組み合わせることで思いのレンジを把握しながら釣ることが出来ます。つまり、レンジを刻んで探ることも可能。このように、「今まで有効なローテーションとして成立していなかった部分が有効になる」―このローテンションの抜けを埋めることが出来るのが「フラペンブルーランナー」の特色であり魅力と言えるでしょう。

さらに、飛距離、引き抵抗、レンジキープ力、この三要素が備わったルアーは、悪天候時にもかなり有効です。この「フラペンブルーランナー」のプロト品を使った釣行では横風爆風な状況に悩まされた時もありました。TOP系プラグをキャストすれば、PEラインが舞い上がり、ルアーは水面を横滑り。「もう少し水噛みがあれば」と思い、ミノーを投げてもみましたが、飛距離は大幅にダウン。このような状況は、何度も釣りに行っている人ならば一度は経験したことがあると思います。足場が高いと、まず釣りは成立しないでしょうね。ところが、「フラペンブルーランナー」ならば普通に釣りが可能でした。

「釣った」と言える1尾を

強風下でも、飛距離は50m以上を確保。少しのカウントダウン後にリトリーブすれば、「フラペン」独自の引き抵抗により、PEラインのテンションを保ち、ロッドティップにプルプル感が伝わって来ます。だから、明確なアタリを釣ることも出来るし、しっかりとしたフッキングも出来た。悪天候下でも「釣れた」では無い「釣った」と言える1尾を手にすることができました。

このように、「フラペンブルーランナー」は距離やレンジ、または天候等の今まで諦めていた領域を克服できる一品であり、これからのショア青物には無くてはならないアイテムだと思っています。皆様にも早く使って頂き、感じて貰いたいと思います。

【使用タックル】

ロッド:スカイロード SKR-1062PLG

リール:ソルティガZ 4000

ライン:剛戦ジギング8ブレイド 2号200m

リーダー:剛戦XリーダーFC 42lb

ルアー:フラペン ブルーランナー S115

Mariaフィールドスタッフ 大森崇弘

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