「新しい釣漁業の技術」山下楠太郎
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ソフトワイヤー、エースワイヤー。鮪延縄を初めとして、栽培漁業に、真珠養殖を主体とする養殖漁業に、その他の遠洋、沖合、沿岸の各漁業に広い使用分野があり、定置網関係の網漁業にも使用されることと考えられます。尚陸上の使用分野も建材関係、電機関係、自衛隊関係、造船造機関係、等々、各分野にわたり活躍が期待されるのであります。操業合理化操業の省力化合理化が、鮪延縄遠のための漁具洋漁業を初め、鮭鱒延細漁業などにも叫ばれ、出来るだけ人手をはぶき、自動化、機械化により漁業経済の安定を計り、不足しつつある乗組員、減少しつつある魚族に対処しようとしております。私の研究所でも種々の漁業の省力化、機械化を計るため漁法及び漁具の研究改良を行っていますが、現在の段階では、そうしたことを目的に各部に使用される部品、器具器械の研究開発を行っています。特殊ワイヤー、ゴムョリトリ、Tハッカー、Cリング、枝ハッカー等もそれであり、これから述べるプレッサー、コース、クリップ、合成コースも出港まぢかの鮪延縄漁船(三崎港)83

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