「新しい釣漁業の技術」山下楠太郎
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21でも満月などのときには、このブランク雛トンの層は暗郵夜の場合に較曳べて深いのが雛常でありま燕す。又、月夜ダウに海中に潜っソ幸た人の話では函餌になるよう刷な小魚は藻や碓岩の穴などの2銅暗所にかくれ40て一匹も見当らないとのことです。魚種によっても水圧に対する耐久性、水温に対する適水性などからも魚の棚は異る。非常に順序よく各層に配列して群をなしているようであります。太陽光線の強弱、光線角度の変化、水温、潮流の変化、水色の変化、潮の満干の変化、日の出、日の入り、月の出、月の入り、台風の通過前、通過後、風の変化、雨天、曇天、河川の水の流入の大小、水圧の大小、その他、地球物理学上の変化等により、各漁場におけるプランクトンの発生状態が変化し、又、その垂直回勝、索餌回勝、産卵回溢が変化を起こすわけであります。このように海のバランスの変化にあった時、魚の喰気が旺盛になり、魚の喰気(食事時間)が異るのであって、なかなか、魚の棚に釣針を合わせ知恵のある魚を釣り上げることは、大変であります。このような中で群れをなしている魚群を釣り上げるには曳細で中層を立体的に曳いてやることが最も効果的な方法であります。それには私の考案による潜水板を利用して、手軽にしかも合理的に一定の深度を保ちながら、ジグザグに魚の棚このようにして、一日の間でも、昼夜により、天候により、水色により、魚の棚が変化します。又、

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