「新しい釣漁業の技術」山下楠太郎
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龍噺八第十章改良棚探し中層曳縄ブイ漁法◎改良棚澗ノ中層契縄ブイ漁法中層曳細漁法は各地で利用応用がなされて、それぞれ成果を上げておりますが、私が最近三崎港城ケ島沖に来瀞した、一キロ-一、五キロのイナダ、メジをねらって試みた方法は、図に示すようなものであります。右舷には従来の構成の、山下式中層曳細(潜水板は七○号と八○号)を二本引張り左舷には図のような構成のものを二本引張りました。結果は左舷に釣れた魚が一一十九本、右舷に釣れた魚がたったの四本でありました。新らしい方法は、⑩三本組テグスは細いものが三本編んであるので柔らかいし、魚の眼につきにくい。又、技糸も、二本の細いテグスがそわせてあるので同様なことが云えます。②更にブイを浮かせて船より十米以上はなれたところから漁具が海中に曳行されているので、魚の警戒心を起こさせない。③魚が掛るとブイが沈み竿につけられた四ミリのゴムョリトリが伸びるのですぐに、魚174界X3、イ(貝・額一ルスポニジ)静ノルシン3到執らげてしきう.

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