「新しい釣漁業の技術」山下楠太郎
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るものも考案したいと、目下研究中であります。私58鯛延細巻揚機撚れることなど、決定的な欠かんが数多くあります。やはり、常に新らしいものを求めて前進する心構えがなければ、漁家経済の向上が得られないのは当然であります。幹細は三本組テグスを使用し、枝糸と幹細の接続には大型魚の場合には、第一編第二章のウルトラョリトリを使用し、小型魚の場合には鮭。鱒延細で述べた通りゥレタンゴムを使用します(鮭鱒延細の改良漁法図参照)。そして漁具制限のない漁業においては、幹細も枝、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、縄も従来のものより細くできることがウレタンゴム、、、、、、、、、、、、、、、、、使用の最大の長所となるのであります。少なくなり、釣れにくくな『た魚を獲るには、こうした改良をしなければならないのは当然であって、道具の細い船と太い船の漁獲の差は今さら申すまでもありません》又、延縄の幹糸を巻き揚げるラインホーラーについても、もっと能率的で、枝縄が自然にかわってく

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