「新しい釣漁業の技術」山下楠太郎
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127混獲されたカツオ・ブリ・サバ・シイラベイト)の大きさや色彩を変えてやるだけで、手軽に、しかも経費がかからずにやることが出来ます。初心者の方には山下式の引細セットなどがあり「何を釣りたい」「何キロ位のものだ」と相談をされるのが、適当な道具を手に入れる最もよい方法ですが、従来曳細に使っているカグラの頭や骨や角にゴールデンベイトを取付けて行うのもよい法であります。潜水板は小型の魚には小さいもの、大型の魚には大きいものがよいようです。また、中層二段曳のように道糸の立ち(角度)の急角度の方が技のさばけもよく糸かげも少なく、喰いがよいので、二段又は三段に曳く方が、結果として面白いのではないでしょうか。又、魚が喰ってそのままにしておくと、ゴムョリトリが魚を上手にあしらい、糸や魚の口を切らさないのは勿論ですが、掛った魚は自分の力でそのまわりの擬餌(ゴールデンベイト)をよく動かして、他の魚の喰気をさそい、他の魚がそのまわりの擬餌をよく喰う原因になるわけです。魚が魚の動く力で動マス、ソダガッオ、中型のものはブリ、サワラ、ワラサ、ウタイ、ヒラメ、マス等、擬餌(ゴールデン

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