「新しい釣漁業の技術」山下楠太郎
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角付ゴールデンベイトタコで釣り上げられたブリ鍵具を構成するのが目的ですので、あまりまばらになったり餌数が少なくてはその目的にはずれてしまうわけであります。又、枝の長さは道糸の動きや前述の鉛潜水板の動きなどをよく伝えるように五寸’七寸と、短かくするべきであります。操作の点からいってもあつかいやすく、枝糸が道糸にからまない点からも、:!:#;ii1その方がよく、餌の動きも活発になるのであります。(4)餌の取付け方擬餌(ゴールデンベイト)は、第二図⑤⑥④⑬⑫のように仕掛けます。⑥テグス、ゴールデンベイト及び麻糸、又はナイロン撚糸、釣針の順に結びますゴールデンベイトの頭の中には各サイズに合せた鉛が入っている。この鉛を入れますと餌持ちもよく道糸と枝もよく分れますし、餌の動きもよくなります。又、鉛を頭部に入れたものと、入らないものと交互に取付けましても、道糸と技糸のもつれを防止することができますから、よく研究してお使い下さい。魚が喰いますと、図⑥⑪③のように餌が瞬間的に上部にはね上げられますから、ゴールデンベイトが長持ちします。テグスをゴールデンベイトの頭からさし込み(この時、糸の太さの針金を焼いて穴をあけると穴が丈夫になる)、鉛の穴に通したならば、麻糸との結び目にこぶたんをこさえて、麻糸の先の釣針が丁度ゴーデンベイトの足の先端から出るように取付けて下さい。麻糸は水中に入りますと、120

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